T-Mobileへのハッキング、中国による通信ネットワーク侵害に関連か
TechCrunch – November 16, 2024
米携帯電話大手のT-Mobileはここ数か月間、米国や世界の電話会社およびインターネット企業を狙った大規模なサイバー攻撃の一環として中国系グループにハッキングされていたようだ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じている。
TechCrunchにも共有されたT-Mobileの声明によると、顧客情報に影響が及んだ証拠はないとのこと。ただし同社の広報担当(匿名)は、顧客データがアクセスされた、あるいは抜き取られたかどうかだけでなく、同社がこれらの被害を特定できるログなどの技術的手段を持っていたかどうかを明らかにしなかった。この侵害を最初に報じたのはWSJで、T-Mobile側はその内容について否定していない。
米国ではこのところ通信会社を狙ったサイバー攻撃が多発しており、AT&Tやベライゾン、ルーメン(旧センチュリーリンク)などが中国支援のハッカーグループ「Salt Typhoon」に侵害されたことが明らかになっている。
TechCrunchの継続的な集計によると、T-Mobileを狙った近年のサイバー攻撃はこれが9件目。前回は2023年に発生し、顧客3,700万人から個人情報が盗まれていた。
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