大手企業数社の従業員データがネット上に流出 被害は76万人以上に
SecurityWeek – December 3, 2024
脅威アクターNam3l3ssが2日午前、人気ハッキングフォーラムBreachForumsに大手企業数社のものとされる従業員データをリークした。合わせて76万人分を超えるこのデータは、その後にネット上へ流出している。
漏洩した情報はバンク・オブ・アメリカ、Koch、ノキア、JLL、ゼロックス、モルガン・スタンレー、ブリッジウォーターのものとされ、主に従業員の氏名やメールアドレス、電話番号、勤務先ID番号、役職、管理者名などで構成されているという。Nam3l3ssは以前、ロシアのCl0pランサムウェアグループが昨年実行したとされるMOVEitへの大規模ハッキングに関連する別のデータ流出に関与しており、今回リークされたデータも同じインシデントに由来する可能性が高いようだ。
米国のプライバシー保護企業Atlas PrivacyはSecurityWeekの聞き取りに対し、「このデータの出どころはCl0pランサムウェアグループだと考えている」と指摘。さらに「Nam3l3ssがダークウェブから数テラバイトのデータを掘り起こし、より広く利用できるように再パッケージ化した可能性が高い」との見解を示した。Nam3l3ssは約3週間前にも、Amazon従業員の個人情報などを含むデータベースをBreachForums上に公開している。
【無料配布中!】ランサムウェアレポート&インテリジェンス要件定義ガイド
ランサムウェアレポート:『2024 Ransomware? What Ransomware?』
以下のバナーより、ランサムウェアのトレンドを扱ったSilobreaker社のレポート『2024 Ransomware? What Ransomware?』の日本語訳バージョンを無料でダウンロードいただけます。
- 主なプレーヤーと被害組織
- データリークと被害者による身代金支払い
- ハクティビストからランサムウェアアクターへ
- 暗号化せずにデータを盗むアクターが増加
- 初期アクセス獲得に脆弱性を悪用する事例が増加
- 公に報告された情報、および被害者による情報開示のタイムライン
- ランサムウェアのリークサイト – ダークウェブ上での犯行声明
- 被害者による情報開示で使われる表現
- ランサムウェアに対する法的措置が世界中で増加
- サプライチェーン攻撃を防ぐため、手口の変化に関する情報を漏らさず把握
- 複数の情報源と脅威インテリジェンスツールを活用することが依然不可欠
インテリジェンス要件定義に関するガイドブック:『要件主導型インテリジェンスプログラムの構築方法』
以下のバナーより、優先的インテリジェンス要件(PIR)を中心とした効果的なインテリジェンスプログラムを確立するためのポイントなどを解説したSilobreaker社のガイドブック『要件主導型インテリジェンスプログラムの構築方法』の日本語訳バージョンを無料でダウンロードいただけます。
<ガイドブックの主なトピック>
本ガイドブックでは、優先的インテリジェンス要件(PIR)の策定にあたって検討すべき点と、PIRをステークホルダーのニーズに沿ったものにするために考慮すべき点について詳しく解説しています。具体的には、以下のトピックを取り上げます。
- 脅威プロファイルの確立
- ステークホルダーの特定・分析
- ユースケースの確立
- 要件の定義と管理
- データの収集と処理
- 分析と生産
- 報告
- フィードバック
- 実効性の評価