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大手企業数社の従業員76万人超分のデータがリークされる 昨年のMOVEit侵害に関連か

nosa

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2024.12.04

大手企業数社の従業員データがネット上に流出 被害は76万人以上に

SecurityWeek – December 3, 2024

脅威アクターNam3l3ssが2日午前、人気ハッキングフォーラムBreachForumsに大手企業数社のものとされる従業員データをリークした。合わせて76万人分を超えるこのデータは、その後にネット上へ流出している。

漏洩した情報はバンク・オブ・アメリカ、Koch、ノキア、JLL、ゼロックス、モルガン・スタンレー、ブリッジウォーターのものとされ、主に従業員の氏名やメールアドレス、電話番号、勤務先ID番号、役職、管理者名などで構成されているという。Nam3l3ssは以前、ロシアのCl0pランサムウェアグループが昨年実行したとされるMOVEitへの大規模ハッキングに関連する別のデータ流出に関与しており、今回リークされたデータも同じインシデントに由来する可能性が高いようだ。

米国のプライバシー保護企業Atlas PrivacyはSecurityWeekの聞き取りに対し、「このデータの出どころはCl0pランサムウェアグループだと考えている」と指摘。さらに「Nam3l3ssがダークウェブから数テラバイトのデータを掘り起こし、より広く利用できるように再パッケージ化した可能性が高い」との見解を示した。Nam3l3ssは約3週間前にも、Amazon従業員の個人情報などを含むデータベースをBreachForums上に公開している。

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  • データリークと被害者による身代金支払い
  • ハクティビストからランサムウェアアクターへ
  • 暗号化せずにデータを盗むアクターが増加
  • 初期アクセス獲得に脆弱性を悪用する事例が増加
  • 公に報告された情報、および被害者による情報開示のタイムライン
  • ランサムウェアのリークサイト – ダークウェブ上での犯行声明
  • 被害者による情報開示で使われる表現
  • ランサムウェアに対する法的措置が世界中で増加
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  • データの収集と処理
  • 分析と生産
  • 報告
  • フィードバック
  • 実効性の評価

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