サイバーアラートについて
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注目のニュースをピックアップ
2023年1月23日のサイバーアラートの中から、注目のニュースを3つピックアップしました(その他のニュースはページ後半に記載)。
ハッカーが公開状態のクラウドストレージから米国運輸保安局(TSA)の搭乗拒否リストのコピーを発見
SiliconANGLE – Jan 23 2023 00:04
スイスのハッカー「maia arson crimew」は、米国のリージョナル航空会社CommuteAir LLCが使用するサーバーにおいて、「ノーリスト(搭乗拒否リスト)」のデータベースが公開状態になっているのを発見。同ハッカーは、インターネットに公開されているサーバーを見つけるための検索エンジンShodanを使ってこのサーバーを見つけ出したという。クラウドストレージの設定ミスによるデータ漏洩がまた新たに発生した形となった。データベースはCommuteAirによってテイクダウン済み。
CommuteAirは、主にユナイテッド航空の地方便を運航している航空会社。今回ハッカーが発見したサーバー上では、従業員約1,000人のプライベートな情報とともに、「NoFly.csv」と名付けられたファイルが公開状態になっていた。このファイルには、名前と生年月日を含む合計150万件(重複を除くとこれより少なくなると思われる)のレコードが含まれていたとのこと。
データベースには、ロシアの武器商人ビクトル・ボウト(米国のバスケットボール選手ブリトニー・グライナーとの囚人交換でロシアに引き渡された人物)の名と、ボウトが使用していると考えられるエイリアス16件が含まれていたほか、アイルランド共和軍のメンバーとされる人物も含まれていた。
戦争に使われるワーム:Stuxnetについて
Medium Cybersecurity – Jan 22 2023 11:28
史上最も悪名高いサイバー攻撃の1つと取り沙汰されるStuxnet。Stuxnetはコンピューターワームで、イランの原子力プログラムに侵入し、これを破壊するために設計されたまさしく「兵器」だった。2010年に行われたStuxnetによる攻撃では、StuxnetはまずUSBドライブを使って拡散し、その後Windows OSの脆弱性を悪用してその他のシステムに伝染していた。
本記事では、Stuxnetの詳しい攻撃手法や、この攻撃の黒幕、サイバー戦の今後などについて解説している。
FanDuel、MailChimpでのハッキング被害により発生したデータ侵害について公表
Bleeping Computer – Jan 22 2023 18:56
スポーツベッティングサイトFanDuelは、2023年1月に発生したMailChimpでのセキュリティ侵害(※)の影響で、FanDuelの顧客の名前とメールアドレスが漏洩したとして、ユーザーにフィッシングメールへの警戒を怠らないよう呼びかけている。
※詳しくはこちら:「MailChimp、従業員がハッキングされたことによるデータ侵害を公表」
MailChimpでの侵害では133の顧客の「オーディエンスデータ」が盗まれた。オーディエンスデータの内容はMailChimpの各顧客によって異なるものの、共通して含まれているのが顧客(または見込み客)のメールアドレスと名前だった。
盗まれたMailChimpのデータが攻撃で用いられた兆候はないものの、過去にはフィッシングキャンペーンで今回のようなタイプの盗難データが悪用された例がある。FanDuelも顧客に対し、フィッシング攻撃やアカウント乗っ取りの試みに対して「警戒を怠らない」よう呼びかけている。
2023年1月23日
ハイライト
Roaming MantisがモバイルマルウェアWrobaで新たなDNSチェンジャーを使用
Security Affairs – Jan 22 2023 16:45
ビデオゲーム企業Riot Gamesがハッキング被害に、コンテンツのリリースに弊害
Security Affairs – Jan 23 2023 06:13
セキュアコードレビューを行い、Java SpringにおけるこのXXE脆弱性を修正しよう
Medium Cybersecurity – Jan 23 2023 00:11
OpenTextのエンタープライズコンテンツ管理における重大な脆弱性を専門家が発見(CVE-2022-45924、CVE-2022-45922ほか)
Security Affairs – Jan 22 2023 18:51
Gitの重大な脆弱性(CVE-2022-41903、CVE-2022-23251)、悪意あるGoogle広告が増加:1週間のセキュリティニュース振り返り
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