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米財務省、欧米の選挙狙った影響力行使活動を率いたとされるロシアの諜報員を制裁対象に

山口 Tacos

山口 Tacos

2023.06.28

6月28日:ロシア・ウクライナ関連ニュース

米財務省、欧米の選挙狙った影響力行使活動を率いたとされるロシアの諜報員を制裁対象に

OCCRP – Jun 27 2023 20:42

米国財務省は先週金曜、ロシア連邦保安庁(FSB)の職員Yegor Sergeyevich PopovおよびAleksei Borisovich Sukhodolovを制裁対象リストに追加した。この2名は、米国やヨーロッパの選挙を操作しようとするロシア政府の長期にわたる企てに関与したとされている。ロシアの諸諜報機関は、他国における「協力者」を雇い、その人物にロシアの対外政策目標の達成を助けさせ、その過程で当該国で不和を生じさせるという取り組みを行ってきたという。

PopovとSukhodolovによる選挙妨害活動は、以前から米国の制裁対象となっていたAleksandr Viktorovich IonovやNatalya Valeryevna Burlinovaをはじめとする標的国内の「協力者」を利用したもので、米国、ウクライナ、スペイン、英国、アイルランドなどの国々に影響を与えたとされる。協力者の活動内容は、例えばIonovの場合はロシアFSBの思惑通りに動かせそうな米国の選挙候補者を精査することなどで、Burlinovaの場合は、Popovから事前に渡されたロシアに対して肯定的な意見を持つ審査済み米国市民のリストを基に、これらの市民によるFSBへの協力が得られるよう働きかけることなどだったとされる。

なおこの制裁措置に先立つ4月、PopovとSukhodolovはいずれもフロリダ州中部地区連邦検事局によって起訴されていた。

米財務省、ロシアのワグネルへの支援が疑われる金取引企業を制裁対象に

Yahoo! News – Jun 28 2023 07:25

米国財務省は火曜、中央アフリカ共和国、アラブ首長国連邦、およびロシアの企業に制裁を科した。同省によれば、これらの企業は、ワグネル・グループによるウクライナやアフリカなどでの軍隊維持・拡大の資金源となっている不正な金取引に関与していたのだという。またこれらの企業は、中央アフリカ共和国の反政府武装勢力との協力も疑われている。

ただ、今回の制裁措置は先週末に起きたワグネルによるクーデター未遂とは特に関係ないものであると思われ、むしろワグネルがウクライナでの血生臭い戦闘に参加していることに対する措置だとされる。

米財務省は、ワグネルが中央アフリカ共和国やマリ共和国などで天然資源を開発することによってその残忍な活動の資金の一部を賄っていると指摘し、今回の制裁措置は「ワグネル・グループの金銭的ネットワークと国際的構造における主要な関係者を妨害する」ものだと述べている。同省は、アフリカやウクライナ、およびその他の国・地域における暴力の拡大を抑えるため、今後もワグネルの収入源をターゲットにし続けるとのこと。

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