FBIら、LockBitに関する新たな情報の開示を予告 リークサイト差し押さえから3か月経て
BleepingComputer – May 6, 2024
FBIやユーロポールなどの司法当局は日曜、今年2月に差し押さえたLockBitのリークサイトを再開させ、同サイト上でLockBitに関する新たな情報の公開を予告。同ランサムウェアグループの運営者とされるアクター「LockBitSupp」の正体に関する情報を明かす予定であることも仄めかした。
この旧リークサイトは、「Operation Cronos作戦」のもとで2月19日に実施されたLockBitのインフラのテイクダウンを経て法執行機関の支配下に置かれ、アフィリエイトの情報などを公開するためのプレスリリースサイトとして使われていたもの。当時もFBIら当局は、「Who is LockBitSupp?」というタイトルの投稿とともにカウントダウンバーを表示して身元暴露を仄めかしていたが、結局運営者に関する具体的な情報は開示されないまま、数日後に同サイトは閉鎖されていた。
LockBitサイトの差し押さえやOperation Cronosについて、詳しくはこちらの記事で:
そして5月5日、当局はこのサイトを再度オンラインに。さらなるプレスリリースや、これまでの当局の取り組みに関する情報、またLockBitに関連するさらなるハッカー(アフィリエイト)の情報などの公表を予告した。さらに、またもや「Who is LockBitSupp?」と題された投稿があり、このアクターの正体が今度こそ明かされる可能性も仄めかされている。これらの情報はいずれも、5月7日の日本時間23時に公開される予定。
なお、2月のテイクダウン後もLockBitによるランサムウェア攻撃は続いており、新たな被害組織の掲載も引き続き行われている。