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Telegram創業者逮捕で同アプリのダウンロード数が急増

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2024.08.27

8月27日:サイバーセキュリティ関連ニュース

Telegram創業者逮捕で同アプリのダウンロード数が急増

TechCrunch – August 26, 2024

メッセージアプリ「Telegram」の創業者で最高責任者(CEO)のパベル・ドゥーロフ氏がフランスで逮捕されたことを受け、同アプリの人気とダウンロード数に早くも影響が出始めている。

ドゥーロフ氏は24日夜、Telegram上で麻薬密売やマネーロンダリング、児童性的虐待コンテンツ(CSAM)の共有といった分野に関するメッセージを適切に管理せず、同アプリにおいて違法行為の蔓延を許したとの疑いでフランス当局に逮捕された。これは法執行機関がTelegramのコンテンツに対して懸念を示した出来事となったが、この逮捕を機に同アプリのダウンロード数が急増。App Storeのソーシャルネットワーク部門ではフランスで1位(総合部門では3位)、米国でも一時的とはいえ2位に浮上(ゲーム以外の人気ランキングでは2023年1月以降で最高の8位に急上昇)したほか、全世界のiOS版アプリダウンロード数が25日の時点で4%増加したという。

その背景にはユーザーの好奇心や「言論の自由」に関するドゥーロフ氏の考え方が支持されたとの意見があるようだが、いずれにせよ、「どんな宣伝でも良い宣伝(評価が否定的でも肯定的でも話題になればいいとの意味)」との格言は、Telegramの人気上昇によって正しいことが改めて証明された格好だ。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は26日、今回の逮捕劇は「進行中の司法捜査」によるもので、「決して政治的な決定ではない」とコメントした。

UberがGDPR違反で2億9,000万ユーロの制裁金科される ドライバーのデータを保護せずヨーロッパから米国へ移転

BleepingComputer – August 26, 2024

オランダのデータ保護管理局(AP)はUber Technologies Inc.とUber B.V.に対し、EU一般データ保護規則(GBPR)に違反したとして2億9,000万ユーロの制裁金を科した。

PAがUberに行政的制裁金の支払いを命じるのは、2018年1月(60万ユーロ)と今年1月(1,000万ユーロ)に続いて3度目。その理由についてはGDPR第5章に違反があり、適切な保護策なしに個人データを欧州経済領域(EEA)から米国のサーバーへ転送したと説明されている。

これはアイルランドのデータ保護委員会(DPC)に制裁金13億ドルの支払いを命じられたメタ社(Facebook)と同じ違反で、最近でもGoogleアナリティクスの使用による同様の違反で4社がスウェーデンの個人データ保護庁(IMY)から110万ドルの制裁金を科されている。

今回の処分を不服とし、控訴の意思を示しているUberは、GDPRの地理的適用範囲を定めた第3条が米国での処理活動にも拡大されているため、第5章は適用されないと反論。さらにドライバーはアプリを通じて米国の同社サーバーへ直接データを送信するため、GDPRで定義されているデータ移転は発生しないと主張している。

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