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フォード、広告配信目的で運転手の会話を聞く技術の特許を申請

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2024.09.11

フォード、広告配信目的で運転手の会話を聞く技術の特許を申請

The Record – September 10th, 2024

先月末に公開された特許出願によると、米フォード・モーターは車両内の会話を聞き取った上で位置情報の履歴やその他データを分析し、車内広告をカスタマイズできる技術の特許を申請していることが明らかになった。

「車内広告表示」(in-vehicle advertisement presentation)と名付けられたこの技術は、コントローラーが車内の会話を検出し、行き先を示すキーワードやフレーズを解析。車両の位置や移動速度、走行中の道路の種類、渋滞の有無などを判断するほか、ルート、速度、目的地を予測してカスタマイズされた音声広告または視覚広告を提示するという。出願書には「例えばユーザーが食料品の買い物や商品の購入に行く場合など、より関連性の高い広告を提示することができる」と記されているが、集められたデータがどのように保護されるかについて説明はない。

フォード社は昨年、支払いが滞納されている車両を遠隔制御し、同社が差し押さえられるシステムの特許を出願したものの、猛烈な批判を受けたためにこれを取り下げている。また、今年7月には隣接車両の速度違反を監視し、写真を撮影して警察へ提供できるようにする技術も出願しているが、プライバシー保護団体の反発を引き起こした。こちらは現在も審査中となっている。

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