ディズニーに解雇された元従業員が腹いせでハッキング、メニューからアレルギー情報を削除するなど中身を改ざんして訴えられる | Codebook|Security News
Codebook|Security News > Articles > Threat Report > ディズニーに解雇された元従業員が腹いせでハッキング、メニューからアレルギー情報を削除するなど中身を改ざんして訴えられる

Threat Report

DoS攻撃

Silobreaker-CyberAlert

インサイダー

ディズニーに解雇された元従業員が腹いせでハッキング、メニューからアレルギー情報を削除するなど中身を改ざんして訴えられる

nosa

nosa

2024.10.31

ディズニーに解雇された元従業員が腹いせでハッキング、メニューからアレルギー情報を削除するなど中身を改ざんして訴えられる

The Register – Wed 30 Oct 2024

ディズニーに解雇された元従業員が同社のシステムをハッキングし、レストランのメニューを改ざんした容疑で逮捕・起訴された。訴状にディズニーの名前は記されていないものの、The Registerには同社が当該企業だと伝えられているという。

先週逮捕されたこの人物は今年6月、詳細不明の「不正行為」でディズニーのメニュー制作マネージャーの職を解かれると、その後も使うことができた認証情報を悪用して7月上旬までにハッキングを実行。同社が外部委託していたメニュー作成システムにアクセスし、すべてのフォントをウィングディングス(装飾記号)に変えるなど中身を改ざんしたとされる。

同システムは数週間にわたってオフラインとなった後、バックアップを復元して修正されたようだが、それ以上に問題だったのはメニューからアレルギー情報が削除され、安全ではない食品を安全であるかのように示唆する変更が加えられたことだった。ただし訴状によると、これらのメニューは各レストランへ送付される前にディズニー側が特定・除外しており、広く配布されてはいないという。

なおこの人物は、以前接触したとみられるディズニーの従業員数名を狙った複数のサービス拒否攻撃に関与したことでも告訴された。その攻撃では、アカウントのログインページに不正なログイン試行を仕掛けるスクリプトを開発したとされている。

ランサムウェアレポート&インテリジェンス要件定義ガイド、無料配布中!

ランサムウェアレポート:『2024 Ransomware? What Ransomware?』

以下のバナーより、ランサムウェアのトレンドを扱ったSilobreaker社のレポート2024 Ransomware? What Ransomware?の日本語訳バージョンを無料でダウンロードいただけます。

<レポートの主なトピック>

  • 主なプレーヤーと被害組織
  • データリークと被害者による身代金支払い
  • ハクティビストからランサムウェアアクターへ
  • 暗号化せずにデータを盗むアクターが増加
  • 初期アクセス獲得に脆弱性を悪用する事例が増加
  • 公に報告された情報、および被害者による情報開示のタイムライン
  • ランサムウェアのリークサイト – ダークウェブ上での犯行声明
  • 被害者による情報開示で使われる表現
  • ランサムウェアに対する法的措置が世界中で増加
  • サプライチェーン攻撃を防ぐため、手口の変化に関する情報を漏らさず把握
  • 複数の情報源と脅威インテリジェンスツールを活用することが依然不可欠

インテリジェンス要件定義に関するガイドブック:『要件主導型インテリジェンスプログラムの構築方法』

以下のバナーより、優先的インテリジェンス要件(PIR)を中心とした効果的なインテリジェンスプログラムを確立するためのポイントなどを解説したSilobreaker社のガイドブック要件主導型インテリジェンスプログラムの構築方法の日本語訳バージョンを無料でダウンロードいただけます。

<ガイドブックの主なトピック>

本ガイドブックでは、優先的インテリジェンス要件(PIR)の策定にあたって検討すべき点と、PIRをステークホルダーのニーズに沿ったものにするために考慮すべき点について詳しく解説しています。具体的には、以下のトピックを取り上げます。

  • 脅威プロファイルの確立
  • ステークホルダーの特定・分析
  • ユースケースの確立
  • 要件の定義と管理
  • データの収集と処理
  • 分析と生産
  • 報告
  • フィードバック
  • 実効性の評価

Special Feature特集記事

Cyber Intelligenceサイバーインテリジェンス

Security情報セキュリティ