ディズニーに解雇された元従業員が腹いせでハッキング、メニューからアレルギー情報を削除するなど中身を改ざんして訴えられる
The Register – Wed 30 Oct 2024
ディズニーに解雇された元従業員が同社のシステムをハッキングし、レストランのメニューを改ざんした容疑で逮捕・起訴された。訴状にディズニーの名前は記されていないものの、The Registerには同社が当該企業だと伝えられているという。
先週逮捕されたこの人物は今年6月、詳細不明の「不正行為」でディズニーのメニュー制作マネージャーの職を解かれると、その後も使うことができた認証情報を悪用して7月上旬までにハッキングを実行。同社が外部委託していたメニュー作成システムにアクセスし、すべてのフォントをウィングディングス(装飾記号)に変えるなど中身を改ざんしたとされる。
同システムは数週間にわたってオフラインとなった後、バックアップを復元して修正されたようだが、それ以上に問題だったのはメニューからアレルギー情報が削除され、安全ではない食品を安全であるかのように示唆する変更が加えられたことだった。ただし訴状によると、これらのメニューは各レストランへ送付される前にディズニー側が特定・除外しており、広く配布されてはいないという。
なおこの人物は、以前接触したとみられるディズニーの従業員数名を狙った複数のサービス拒否攻撃に関与したことでも告訴された。その攻撃では、アカウントのログインページに不正なログイン試行を仕掛けるスクリプトを開発したとされている。
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