11月5日:サイバーセキュリティ関連ニュース
シュナイダーエレクトリックが開発プラットフォームの侵害認める、ハッカーがデータ盗んだと主張したこと受け
BleepingComputer – November 4, 2024
週末にかけてある脅威アクターがシュナイダーエレクトリックのJiraサーバーから40GB分のデータを盗み出したと主張していたのを受け、同社は開発用プラットフォームが侵害されていたことを認めたとの報道。同社は、「隔離された環境内でホストされている社内プロジェクト実行の追跡用プラットフォームのうちの1つ」への不正アクセスを伴うサイバーセキュリティインシデントについて調査中であると述べている。
今週末、「Grep」と名乗る脅威アクターがシュナイダーエレクトリック社のシステムを侵害したことを仄めかすツイートを投稿。同アクターはBleepingComputerに対し、漏洩した認証情報を使って同社のJiraサーバーを侵害したこと、当該サーバーへのアクセス成功後にMiniOrange REST APIを使って40万行分のユーザーデータをスクレイピングしたこと、またこのデータには同社従業員および顧客のEメールアドレスとフルネームが75,000件含まれていることを伝えたという。さらにあるダークウェブサイトの投稿には、侵害されたデータには上記ユーザーデータのほかにプロジェクト情報や発生した問題に関する情報、プラグインも含まれ、圧縮後の合計容量は40GBを超える旨も記している。
GrepはBleepingComputerに対し、最近新たなハッキンググループ「International Contract Agency(ICA)」を結成した旨も共有。併せて、侵害した企業を恐喝して金銭を要求することはしないものの、当該企業が48時間以内に自社が侵害された旨を認めない場合、盗んだデータをリークするというグループの方針も伝えている。今回シュナイダーエレクトリックはデータ侵害の発生を認めていることから、Grepが本当に上記の方針通りデータリークやデータの販売を断念するかどうかは不明。
シュナイダーエレクトリックは、「インシデントに対応するため、当社のグローバル・インシデントレスポンスチームが直ちに動員された。 シュナイダーエレクトリックの製品とサービスへの影響はない」と述べているとのこと。
Nokiaが侵害有無について調査、ハッカーが同社のソースコードを売りに出すと主張したこと受け
BleepingComputer – November 4, 2024
悪名高いアクター「IntelBroker」がNokiaのソースコードとされるものを売りに出すと主張したことを受け、同社はサードパーティベンダーが侵害されたか否かを調査中であるという。
IntelBrokerは4日、ハッキングフォーラムへの投稿の中で、Nokiaの社内ツール開発に携わるサードパーティの請負事業者を侵害した旨、またこの事業者のサーバーからNokiaのソースコードやSSHキー、ソースコード、RSAキー、BitBucketのログイン情報、SMTPアカウント、Webフック、ハードコードされた認証情報を盗み出したと主張。これらのデータを売りに出すと述べ、サンプルとして盗んだデータのデータツリーを共有した。
NokiaはBleepingComputerの取材に対し、「現時点までの調査では、当社のシステムまたはデータが影響を受けたことを示す証拠は見つかっていない。引き続き状況を注視する」と述べている。
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- データリークと被害者による身代金支払い
- ハクティビストからランサムウェアアクターへ
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- 脅威プロファイルの確立
- ステークホルダーの特定・分析
- ユースケースの確立
- 要件の定義と管理
- データの収集と処理
- 分析と生産
- 報告
- フィードバック
- 実効性の評価