シスコ製品に脆弱性、URWBアクセスポイントでroot権限使ったコマンド実行が可能に（CVE-2024-20418）

シスコが脆弱性を修正　URWBアクセスポイントでroot権限使ったコマンド実行が可能に（CVE-2024-20418）

BleepingComputer – November 6, 2024 

シスコは、無線バックホール通信を提供する超高信頼ワイヤレスバックホール（URWB）のアクセスポイント上で、root権限でコマンドを実行される可能性のある脆弱性を修正した。

Unified Industrial Wireless SoftwareのWebベースの管理インターフェースに存在するこの欠陥CVE-2024-20418（CVSSスコア：10/10）は、認証やユーザーの操作を必要とすることなくコマンドインジェクション攻撃で悪用できる脆弱性。当該インターフェースに入力された値が、適切に検証されないことで生じる。攻撃者は細工されたHTTPリクエストを送信することで、影響を受けるデバイスの基盤となるOS上でroot権限を使い、任意のコマンドを実行できるようになる恐れがある。

同社によると、当該欠陥の影響を受けるのは「URWBモード」で稼働している以下のもの。

• Catalyst IW9165D Heavy Dutyアクセスポイント
• Catalyst IW9165E 高耐久性アクセスポイントおよびワイヤレスクライアント
• Catalyst IW9167E Heavy Dutyアクセスポイント

管理者はCLIコマンド「show mpls-config」の利用可否をチェックすることで、URWBモードが有効になっているかどうかを判断できるという。このモードが無効の場合、デバイスが同脆弱性の影響を受けることはない。

なおCisco PSIRTはこれまでのところ、一般に利用可能なエクスプロイトコードが存在する形跡や、当該欠陥が悪用されたことがわかる兆候は確認していないという。

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