マイクロチップ・テクノロジー、ランサムウェア攻撃で2,140万ドルの損失を計上
SecurityWeek – November 6, 2024
米国に拠点を置く半導体サプライヤーのマイクロチップ・テクノロジー(NASDAQ:MCHP)は5日、2025年度第2四半期の財務報告書を発表し、今夏のサイバーセキュリティインシデントに関連する損失が9月末時点で2,140万ドルに達したことを明らかにした。
MCHPは今年8月、自社ネットワーク上で不審な活動を発見し、マイクロチップ製造施設の一部に混乱が発生。この侵入の約1週間後にはPlayランサムウェアグループが犯行声明を出し、数ギガバイトのデータを盗んだと主張した。その後、同グループがMCHPから盗んだとされるファイルを公開しているため、同社は身代金の支払いを拒否した可能性が高いと伝えられている。
公開されたのは4GBのアーカイブファイルで、流出したデータには個人データ、顧客文書、予算、給与、会計、契約、税金、財務に関連するファイルが含まれるとされる。MCHPは9月初旬に業務の大半を復旧した後、自社システムから従業員の連絡先情報やパスワードハッシュなど一部の情報が持ち出されたことを確認している。
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