ZDI、パッチ不在の脆弱性でマツダ車のハッキングが可能と警告(CVE-2024-8355、CVE-2024-8359他)
SecurityWeek – November 8, 2024
トレンドマイクロが運営する脆弱性発見コミュニティ「Zero Day Initiative」(ZDI)は、マツダ車の複数モデルに搭載されているインフォテイメントシステムに数件の脆弱性が存在し、攻撃者にroot権限で任意のコードを実行される危険性などがあると警告した。
ZDIによると、これらの問題はマツダコネクトのコネクティビティ・マスタ・ユニット(CMU)システムがユーザー入力を適切にサニタイズしないために発生しており、攻撃者が特別に細工したUSBデバイスを接続することで同システムにコマンドを送信可能になるという。影響を受けるのは2014〜2021年モデルのMAZDA3とその他の車種で、欠陥が特定されたソフトウェアのバージョンは74.00.324Aだが、それ以前のイテレーションも影響を受ける可能性があるようだ。
これらの脆弱性はCVE-2024-8355、CVE-2024-8359、CVE-2024-8360、CVE-2024-8358、CVE-2024-8357、CVE-2024-8356として追跡されており、組み合わせて悪用すると「インフォテイメントシステムの完全かつ永続的な侵害」を達成できるとのこと。いずれもベンダーによる修正は行われていない。
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