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Citrix Session RecordingにRCE可能にする脆弱性、エクスプロイトも公開済み:CVE-2024-8068、CVE-2024-8069

佐々山 Tacos

佐々山 Tacos

2024.11.13

Citrix Session RecordingにRCE可能にする脆弱性、エクスプロイトも公開済み:CVE-2024-8068、CVE-2024-8069

Securityonline[.]info – November 12, 2024

Citrix Session Recordingに、連鎖させることによりCitrix Virtual Apps and Desktops上でのリモートコード実行が可能となる脆弱性2件(CVE-2024-8068、CVE-2024-8069)が存在。watchTowrがブログ記事の中で技術的な詳細を共有し、Citrix社もセキュリティブレティンをリリースして最新のパッチ済みバージョンへのアップデートを呼びかけた。

  • CVE-2024-8068:NetworkService アカウントへの権限昇格の脆弱性。
  • CVE-2024-8069:NetworkService アカウントアクセスの権限による限定的なリモートコード実行の脆弱性。

これらは、誤設定のある露出したMSMQ(マイクロソフトメッセージキューサービス)インスタンスと安全でないBinaryFormatterクラスの使用との組み合わせに起因する脆弱性。両脆弱性を利用した攻撃者は、HTTP経由で任意のホストから脆弱なMSMQサービスに到達できるようになるほか、NetworkServiceアカウントの権限で任意のコードを実行できるようになるとされる。

Citrixのブレティンによると、悪用のための条件は、Windows Active Directoryドメインへの認証済みアクセスを保持していることと、ターゲットとなるセッション記録サーバーと同じイントラネット上に存在していることだとされる。しかしwatchTowrは、両脆弱性を連鎖させることで認証なしでのリモートコード実行が達成可能だと報告している。同社は技術的詳細と併せて、GitHub上にPoCエクスプロイトコードを公開していることから、ユーザーには迅速な対処が求められる状況となっている。

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