Fortinet、FortiOSなど複数製品の脆弱性に対処(CVE-2023-50176、CVE-2024-23666他)
Fortinetが、FortiOSなど複数製品における脆弱性に対処するセキュリティアップデートをリリース。米CISAは、「サイバー脅威アクターがこれらの脆弱性の一部を悪用して影響を受けるシステムを乗っ取る可能性がある」と述べ、特に以下の脆弱性のアドバイザリをレビューして必要なアップデートを適用するよう呼びかけている。
- CVE-2024-23666:FortiAnalyzerにおける、サーバサイドのセキュリティをクライアントサイドで実施することによる脆弱性。読み取り権限以上の権限を持つ認証済みの攻撃者により、細工したリクエストを通じて不正な操作を実行される恐れがあるというもの。CVSSv3スコアは7.1、Fortinetの深刻度評価は「High」。
- CVE-2023-50176:FortiOSにおける、セッションの固定化に関する脆弱性。認証されていない攻撃者により、SAML認証のフィッシングリンクを利用してユーザーセッションを乗っ取られる恐れがあるというもの。CVSSv3スコアは7.1、Fortinetの深刻度評価は「High」。
- CVE-2024-36513:FortiClient Windowsにおける、特権コンテキストの切り替えエラーによる脆弱性。認証済みの攻撃者により、 lua autoパッチスクリプトを通じた権限昇格が行われる恐れがあるというもの。CVSSv3スコアは7.4、Fortinetの深刻度評価は「High」。
- CVE-2024-4757:FortiClient Windowsにおける、代替パスまたはチャネルを使用した認証回避の脆弱性。低い権限の攻撃者により、スプーフィングされた名前付きパイプメッセージを通じて高い権限で任意のコードを実行される恐れがあるというもの。CVSSv3スコアは7.4、Fortinetの深刻度評価は「High」。
ランサムウェアレポート&インテリジェンス要件定義ガイド、無料配布中!
ランサムウェアレポート:『2024 Ransomware? What Ransomware?』
以下のバナーより、ランサムウェアのトレンドを扱ったSilobreaker社のレポート『2024 Ransomware? What Ransomware?』の日本語訳バージョンを無料でダウンロードいただけます。
- 主なプレーヤーと被害組織
- データリークと被害者による身代金支払い
- ハクティビストからランサムウェアアクターへ
- 暗号化せずにデータを盗むアクターが増加
- 初期アクセス獲得に脆弱性を悪用する事例が増加
- 公に報告された情報、および被害者による情報開示のタイムライン
- ランサムウェアのリークサイト – ダークウェブ上での犯行声明
- 被害者による情報開示で使われる表現
- ランサムウェアに対する法的措置が世界中で増加
- サプライチェーン攻撃を防ぐため、手口の変化に関する情報を漏らさず把握
- 複数の情報源と脅威インテリジェンスツールを活用することが依然不可欠
インテリジェンス要件定義に関するガイドブック:『要件主導型インテリジェンスプログラムの構築方法』
以下のバナーより、優先的インテリジェンス要件(PIR)を中心とした効果的なインテリジェンスプログラムを確立するためのポイントなどを解説したSilobreaker社のガイドブック『要件主導型インテリジェンスプログラムの構築方法』の日本語訳バージョンを無料でダウンロードいただけます。
<ガイドブックの主なトピック>
本ガイドブックでは、優先的インテリジェンス要件(PIR)の策定にあたって検討すべき点と、PIRをステークホルダーのニーズに沿ったものにするために考慮すべき点について詳しく解説しています。具体的には、以下のトピックを取り上げます。
- 脅威プロファイルの確立
- ステークホルダーの特定・分析
- ユースケースの確立
- 要件の定義と管理
- データの収集と処理
- 分析と生産
- 報告
- フィードバック
- 実効性の評価