CVE-2024-10914:D-Link製NASデバイスの重大な欠陥が悪用される、パッチはなし!
Securityonline[.]info – November 13, 2024
廃番となったD-Link製NASデバイスに影響を与える深刻な脆弱性の悪用が、現在進行形で実施されている。
この欠陥CVE-2024-10914(CVSS v3スコア:9.2)は、システム全体の侵害に繋がる恐れのあるコマンドインジェクションの脆弱性。cgi_user_addコマンド内に存在するもので、「name」パラメータが十分にサニタイズされないために生じる。認証されていない攻撃者はこれを悪用することで、特別に細工されたHTTP GETリクエストを介し、任意のシェルコマンドを注入できるようになる。
同脆弱性の影響を受けるのは以下のモデル。
- DNS-320 バージョン 1.00
- DNS-320LW バージョン 1.01.0914.2012
- DNS-325 バージョン 1.01、バージョン 1.02
- DNS-340L バージョン 1.08
Netsecfishの調査により、この欠陥に脆弱な可能性のある、インターネット上に露出したデバイスが6万台以上あることが確認された。また脅威モニタリングサービスのShadowserverは、11月12日以降これらのデバイスを悪用しようとする事例をいくつか観測したと報告している。
D-Linkは上記のデバイスのサポートが終了していることを理由に、パッチをリリースする予定がないことを正式に発表した。ユーザーは脆弱なデバイスの使用を直ちに中止するか、緩和策をとることが重要である。
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- フィードバック
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