米政府高官の通信が侵害される 最近発生した通信会社へのハッキングで
BleepingComputer – November 13, 2024
中国共産党に関連するハッカーグループが、米国の複数の通信会社を攻撃した後、少数の米政府高官による「私的な通信」を侵害していたという。CISAとFBIが13日に発表した共同声明の中で明らかになった。
この声明は、中国によるものとされる「広範かつ重大なサイバースパイキャンペーン」に関するもの。具体的には、攻撃者が米国の通信会社数社のネットワークを侵害し、顧客の通話記録のデータを盗めるようにしていたこと、米国の政治に関与する限られた数の個人の私的な通信を侵害したこと、また、裁判所の命令に従って出された法執行機関からの要請に関する情報を窃取していたことが伝えられている。
なお今回この共同声明が発表される前の10月下旬には、中国系ハッカー集団Salt TyphoonがAT&T、ベライゾン、ルーメンテクノロジーを含む複数の通信会社を侵害していたことが確認されていた。この通信ネットワークが最初に侵害された時期は不明だが、この件に詳しい情報筋がウォールストリートジャーナル紙に語ったところによると、中国のハッカーらは「数か月かそれ以上」の間アクセスを維持しており、これによって大企業や中小企業、そして多数の米国人を顧客とするインターネットサービスプロバイダーのインターネットトラフィックを大量に収集できるようになっていたという。
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