HiveおよびLockBitランサムウェアとの関与疑われる手配中のロシア人ハッカーが逮捕される
The Hacker News – Nov 30, 2024
HiveおよびLockBitランサムウェアとの関与を疑われ、米国で指名手配されていたロシア人ハッカー、Mikhail Pavlovich Matveev容疑者が自国の法執行機関によって逮捕された。
Matveev容疑者は、2023年5月に米政府から国内および世界中で大規模なランサムウェア攻撃を仕掛けたとして告発・起訴されていた人物。ただ、今回の逮捕・起訴は、「コンピューター情報の破壊、ブロック、変更またはコピー」を引き起こす可能性のあるコンピュータープログラムの作成、使用、配布に関するロシア連邦刑法第273条第1項に基づき行われた。ロシア内務省は「現時点で捜査官は十分な証拠を収集している。この刑事事件は検察官が署名した起訴状と共に、審理を行うためカリーニングラード中央地方裁判所へ送られた」との声明を発表している。
昨年12月にスイスのサイバーセキュリティ企業PRODAFTが発表した報告書により、同容疑者はペンテスター6人のチームを率いてランサムウェア攻撃を実施していたことが判明。Wazawaka、m1x、Boriselcin、Uhodiransomwar、Orangeなどの別名でも知られ、HiveとLockBit以外にConti、Trigona、NoEscapeといったランサムウェアグループのアフィリエイトとして活動していたことや、2022年初頭までBabukランサムウェアグループで重要な役割を担っていたことなども明らかになっていた。
【無料配布中!】ランサムウェアレポート&インテリジェンス要件定義ガイド
ランサムウェアレポート:『2024 Ransomware? What Ransomware?』
以下のバナーより、ランサムウェアのトレンドを扱ったSilobreaker社のレポート『2024 Ransomware? What Ransomware?』の日本語訳バージョンを無料でダウンロードいただけます。
- 主なプレーヤーと被害組織
- データリークと被害者による身代金支払い
- ハクティビストからランサムウェアアクターへ
- 暗号化せずにデータを盗むアクターが増加
- 初期アクセス獲得に脆弱性を悪用する事例が増加
- 公に報告された情報、および被害者による情報開示のタイムライン
- ランサムウェアのリークサイト – ダークウェブ上での犯行声明
- 被害者による情報開示で使われる表現
- ランサムウェアに対する法的措置が世界中で増加
- サプライチェーン攻撃を防ぐため、手口の変化に関する情報を漏らさず把握
- 複数の情報源と脅威インテリジェンスツールを活用することが依然不可欠
インテリジェンス要件定義に関するガイドブック:『要件主導型インテリジェンスプログラムの構築方法』
以下のバナーより、優先的インテリジェンス要件(PIR)を中心とした効果的なインテリジェンスプログラムを確立するためのポイントなどを解説したSilobreaker社のガイドブック『要件主導型インテリジェンスプログラムの構築方法』の日本語訳バージョンを無料でダウンロードいただけます。
<ガイドブックの主なトピック>
本ガイドブックでは、優先的インテリジェンス要件(PIR)の策定にあたって検討すべき点と、PIRをステークホルダーのニーズに沿ったものにするために考慮すべき点について詳しく解説しています。具体的には、以下のトピックを取り上げます。
- 脅威プロファイルの確立
- ステークホルダーの特定・分析
- ユースケースの確立
- 要件の定義と管理
- データの収集と処理
- 分析と生産
- 報告
- フィードバック
- 実効性の評価