RansomHub、伊サッカークラブのボローニャFCを侵害したと主張
The Register – Sat 30 Nov 2024
全米家族計画連盟(PPFA)やクリスティーズなど複数組織への攻撃に関与したとされるサイバー犯罪グループRansomHubが、イタリア・セリエAのプロサッカークラブ、ボローニャFCへの大規模データ侵害についてダークウェブ上に投稿した。
RansomHubはボローニャのシステムから膨大なデータを盗んだと主張しており、そのサンプルには現監督の雇用契約書と称する文書や元アシスタントコーチのパスポートスキャンが含まれるという。また、ファイルのディレクトリツリーから判断して、遅くとも2017年以降のトップチーム所属選手の契約書やパスポート情報、個人データも含まれると見られている。
さらに同グループは医療データや若手選手、商業戦略、事業計画に関する情報を盗んだと主張しているほか、スポンサー収入や他クラブへの未払金といった財務の詳細が記されたスプレッドシートもリークサイトにアップしている。
ボローニャは11月29日に声明を発表し、「ランサムウェア攻撃の標的となり、クラウドサーバーと内部境界が影響を受けた」と認めた。ここ数年でサッカー界を狙うサイバー攻撃が何件か報告されており、2023年にはオランダ・サッカー協会(KNVB)が攻撃を受けた後に身代金を支払っている。
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- データリークと被害者による身代金支払い
- ハクティビストからランサムウェアアクターへ
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- 初期アクセス獲得に脆弱性を悪用する事例が増加
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- ランサムウェアのリークサイト – ダークウェブ上での犯行声明
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- 分析と生産
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