ウォッカメーカーのストリ、8月のランサムウェア攻撃が破産申請への引き金になったと明かす | Codebook|Security News
Codebook|Security News > Articles > Threat Report > ウォッカメーカーのストリ、8月のランサムウェア攻撃が破産申請への引き金になったと明かす

Threat Report

Silobreaker-CyberAlert

ランサムウェア

ロシア

ウォッカメーカーのストリ、8月のランサムウェア攻撃が破産申請への引き金になったと明かす

nosa

nosa

2024.12.04

ウォッカメーカーのストリ、8月のランサムウェア攻撃が破産申請への引き金になったと明かす

The Record – December 4th, 2024

ウォッカ製造で知られる多国籍企業ストリは先週、米国の子会社であるStoli Group USAとKentucky Owlの破産申請を行い、その最大の要因として8月のランサムウェア攻撃を挙げた。

同社CEOは米テキサス州の裁判所へ11月29日に提出した書類において、ロシア当局との関係悪化やCOVID-19後の需要低下、インフレなどさまざまな外的要因で上記2社が財政難に陥ったと述べたものの、親会社のITシステムに損害を与えた今夏のランサムウェア攻撃が致命傷になったと記した。

この攻撃で深刻な混乱に陥ったストリは、グループ内の全企業で重要な業務上の問題を経験。債務返済に関する問題も生じ、貸し手に最新の財務データを提供する取り組みが妨げられたという。

システム復旧は「2025年第1四半期以降」の見通しだが、実行犯の詳細や身代金が支払われたかどうかについては明らかにされておらず、現在までにランサムウェアグループからの犯行声明も出ていないようだ。

【無料配布中!】ランサムウェアレポート&インテリジェンス要件定義ガイド

ランサムウェアレポート:『2024 Ransomware? What Ransomware?』

以下のバナーより、ランサムウェアのトレンドを扱ったSilobreaker社のレポート2024 Ransomware? What Ransomware?の日本語訳バージョンを無料でダウンロードいただけます。

<レポートの主なトピック>

  • 主なプレーヤーと被害組織
  • データリークと被害者による身代金支払い
  • ハクティビストからランサムウェアアクターへ
  • 暗号化せずにデータを盗むアクターが増加
  • 初期アクセス獲得に脆弱性を悪用する事例が増加
  • 公に報告された情報、および被害者による情報開示のタイムライン
  • ランサムウェアのリークサイト – ダークウェブ上での犯行声明
  • 被害者による情報開示で使われる表現
  • ランサムウェアに対する法的措置が世界中で増加
  • サプライチェーン攻撃を防ぐため、手口の変化に関する情報を漏らさず把握
  • 複数の情報源と脅威インテリジェンスツールを活用することが依然不可欠

インテリジェンス要件定義に関するガイドブック:『要件主導型インテリジェンスプログラムの構築方法』

以下のバナーより、優先的インテリジェンス要件(PIR)を中心とした効果的なインテリジェンスプログラムを確立するためのポイントなどを解説したSilobreaker社のガイドブック要件主導型インテリジェンスプログラムの構築方法の日本語訳バージョンを無料でダウンロードいただけます。

<ガイドブックの主なトピック>

本ガイドブックでは、優先的インテリジェンス要件(PIR)の策定にあたって検討すべき点と、PIRをステークホルダーのニーズに沿ったものにするために考慮すべき点について詳しく解説しています。具体的には、以下のトピックを取り上げます。

  • 脅威プロファイルの確立
  • ステークホルダーの特定・分析
  • ユースケースの確立
  • 要件の定義と管理
  • データの収集と処理
  • 分析と生産
  • 報告
  • フィードバック
  • 実効性の評価

Special Feature特集記事

Cyber Intelligenceサイバーインテリジェンス

Security情報セキュリティ