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ルーマニア大統領選の結果が無効に ロシアによるTikTok使った干渉疑惑が噴出する中

nosa

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2024.12.09

ルーマニア大統領選の結果が無効に ロシアによるTikTok使った干渉疑惑が噴出する中

The Hacker News – Dec 07, 2024

ルーマニアの憲法裁判所は12月6日、同国大統領選の第1回投票結果を無効にすると発表。この歴史的決断は、同選挙戦に対するロシアの干渉疑惑が持ち上がる中で下された。

同裁判所は今回の判決について、憲法第146条(f)に基づくものであり、選挙プロセスの公正性と合法性を確保する必要性を強調していると発表した。この決定は最終的かつ拘束力があるため、12月28日に予定されていた決選投票も中止が確定。第1回投票で勝利していた極右候補のカリン・ジョルジェスク氏は、この裁定を「公権力によるクーデター」と呼び、民主主義への冒涜だと非難した。

その数日前、ルーマニア政府が機密解除して公開した文書によると、ソーシャルメディアプラットフォームTikTokのアカウント2万5千件のネットワークを使い、ジョルジェスク氏を支援する親ロシア派の影響力行使キャンペーンが行われていたという。同氏がこのキャンペーンを知っていたのか、支持していたかどうかは現時点で明らかになっておらず、ロシア側も一切の関与を否定している。

また、これとは別にルーマニア情報庁(SRI)も、第1回投票の前と最中に、EUおよびNATO加盟国が8万5千回を超える侵入の試みの標的になっていたと公表した。その目的は選挙WebサイトやITシステムへのアクセスとされ、攻撃規模と活動形態から国家の支援を受けた攻撃者の関与が疑われると指摘している。

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