Ivanti、深刻度が最も高いCSAの脆弱性について警告 認証バイパスを可能に(CVE-2024-11639)
BleepingComputer – December 10, 2024
Ivantiは10日、同社のCloud Services Appliance(CSA)ソリューションにおける、深刻度が最高評価「Critical」(CVSSスコア:10.0)の新たな脆弱性について顧客に警告した。
この欠陥(CVE-2024-11639)は認証バイパスの脆弱性。代替パスか代替チャネルを使用して認証を回避することで、リモートの攻撃者はユーザーの操作などを必要とせずに、Ivanti CSA 5.0.2以前の脆弱なアプライアンスで管理者権限を取得できるようになる。
またこのセキュリティアドバイザリには、同じくCSAに影響を与えるコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2024-11772)と、SQLインジェクションの脆弱性(CVE-2024-11773)の説明も記載されている。両脆弱性ともCVSSスコアは9.1で、深刻度はCVE-2024-11639と同様、「Critical」となっている。
同社は管理者に対し、脆弱なアプライアンスをCSA 5.0.3にアップグレードするよう推奨したほか、これらの脆弱性について、公表前に悪用された事例は認識していないと述べた。
同社はさらにDesktop and Server Management(DSM)、Connect SecureとPolicy Secure、Sentry、Patch SDK製品の各脆弱性に対するパッチもリリース。いずれも実際の攻撃で悪用された証拠は見つかっていないとしている。
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