Apache Traffic Controlにおける重大なSQLインジェクションの脆弱性、CVSS 9.9と評価 — 今すぐパッチを
The Hacker News – Dec 25, 2024
Apache Software Foundation(ASF)は、Traffic Controlの重大なセキュリティ欠陥に対処するためのセキュリティアップデートをリリースした。この脆弱性はCVE-2024-45387(CVSSスコア9.9)として追跡されており、悪用されると攻撃者がデータベースで任意の構造化クエリ言語(SQL)コマンドを実行できるようになるという。
プロジェクト管理チームが発表したアドバイザリには次のように記された。「Apache Traffic Control <= 8.0.1、>= 8.0.0のTraffic OpsにおけるSQLインジェクションの脆弱性により、『admin』『federation』『operations』『portal』または『steering』のロールを持つ特権ユーザーが特別に細工されたPUTリクエストを送信することで、データベースに対して任意のSQLを実行できるようになる」
この脆弱性を発見し、報告したのはTencent YunDing Security Labの研究員Yuan Luo氏で、Traffic Controlのバージョン8.0.2で修正されている。Traffic Controlはコンテンツ配信ネットワーク(CDN)のオープンソースソフトウェアで、2018年6月にトップレベルプロジェクト(TLP)としてASFから発表された。
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