中国、CENIを完成 AIや国内の接続性に革命を起こす
Cyberexpress[.]info – January 7, 2025
中国は、人工知能(AI)の進歩を大幅に加速させるとともに、全国規模で高速かつ信頼性の高い大容量のデータの通信を可能にする、革新的なコンピューターネットワークの開発を完了した。
この発表は、プロジェクトの調整役を担った研究機関「紫金山実験室」の本部がある江蘇省の省都、南京で開催された科学会議で行われた。
同プロジェクトは、国家研究イニシアチブ「未来ネットワーク試験施設(CENI)」の一部で、「コンピューター用の高速鉄道」と例えられている。
新華日報紙によると、CENIは、光通信と決定論的ネットワーキング機能を統合した独自のアーキテクチャを基盤として構築されているという。この相乗効果によって超高速のデータ伝送速度が実現し、レイテンシーが最小限になるほか、卓越した接続信頼性が約束される模様。
また紫金山実験室のある主任研究員によれば、CENIは最大負荷時でもパケットロスが起きず、遅延しても20マイクロ秒以下だという。当該ネットワークは13の省にまたがっており、1万3,000キロメートル以上の距離をカバーする上、最大1万の決定論的サービスを同時にサポートできるようだ。
同ネットワークは、産業用インターネットアプリケーションや、AIモデルのトレーニングに加え、中国の計算資源の配置を最適化することを目的とした「東のデータと西のコンピューティング」戦略の実施の基盤となることが期待されている。
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