1月15日:サイバーセキュリティ関連ニュース
ハッカーらがGoogle検索広告を利用し、Google広告のアカウントを窃取
BleepingComputer – January 15, 2025
複数のサイバー犯罪グループがGoogle検索広告を利用し、広告主がGoogle広告プラットフォームで使う認証情報を盗むフィッシングサイトを宣伝している。
Google広告を装った不正広告はGoogle検索上にスポンサー広告として表示され、Googleサイトでホストされている偽ログインページへ被害者をリダイレクトさせる。そのページはGoogle広告の公式ホームページのように見せかけられており、そこでアカウントへのログインを求めて認証情報を盗み出しているようだ。
この進行中のキャンペーンを発見したMalwarebytes Labsのシニアリサーチディレクター、Jérôme Segura氏は次のように語っている。「不正広告とGoogleサイトのページを確認すると、『sites.google.com』には『ads.google.com』と同じルートドメインが使われているため、これらの不正広告は厳密にはルールに違反していないことがわかる。つまり、このURLを広告に表示することは許可されていることになり、Google LLCが出した同じ広告と区別がつかない」
これらの攻撃の背後には、ポルトガル語を話すブラジル拠点のグループ、香港(または中国)の広告主アカウントを使うアジア拠点のグループ、そして東ヨーロッパ出身者で構成されると思われるグループと、少なくとも3組の脅威アクターの関与が疑われているという。
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<レポートの目次>
- 要点
- 掲載件数:全世界と日本の比較
- グループ別内訳:全世界と日本の比較
✔️特筆すべきトレンド
⚪︎ALPHV / Blackcatが後退、RansomHubが台頭
⚪︎LockBitと8Base
⚪︎Clopは減少も、2023年には急増を観測 - 業界別内訳:全世界と日本の比較