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前トランプ政権がやり残した仕事:米サイバー軍司令官とNSA長官の「兼任解消」

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2025.10.30

前トランプ政権がやり残した仕事:米サイバー軍司令官とNSA長官の「兼任解消」

The Record – December 12th, 2024

米国のドナルド・トランプ次期大統領の政権移行に携わるアドバイザーたちは、サイバー軍と国家安全保障局(NSA)のトップを個別に任命する計画を準備し始めているようだ。関係者の話によると、この提案は連邦各機関の人事と政策課題について独自の計画を策定する右派系シンクタンク、アメリカファースト政策研究所へすでに伝えられているという。

2010年にサイバー軍が設立されて以来、同軍の司令官はNSA長官を「兼任」しており、その是非については過去3政権でも繰り返し議論されてきた。第1期トランプ政権でも任期終了間際の2020年12月、元国防総省幹部カシュ・パテル氏の指示を受けた被任命者チームが強行的な変更を試みたものの、マーク・ミリー元総合参謀本部議長によって阻止されている。

当時とは政治情勢が異なるため、依然として法的なハードルが残っているとしても、トランプ次期大統領は法案を提出することなく、その障害を乗り越える可能性が高いと見られている。ただし、NSAの収集するシグナルインテリジェンスが政治問題化するといった複数の懸念も指摘されており、いずれにせよ議論を呼ぶことは間違いないようだ。

Facebook・Instagram・WhatsApp、世界規模の障害に見舞われる

BleepingComputer – December 11, 2024

日本時間の12日午前、Facebook、Instagram、Threads、WhatsAppが世界中でサービス障害に見舞われた。

DownDetectorによると、この問題は日本時間の午前2時40分頃に発生した模様。多くのユーザーが各Webサイトやアプリを通じてサービスにアクセスできなくなり、WhatsAppでもメッセージを送信できなくなったという。

メタはX上で障害発生を認め、サービスの復旧に取り組んでいると発表。今回の件は技術的な問題によって生じたものだと述べた。

午前3時20分頃には一部地域のサービスが復旧し始めたようで、午前7時26分頃、同社は障害がほぼ解決したと発表している。

クリスピー・クリームがサイバー攻撃で苦境に立たされる

SecurityWeek – December 11, 2024

ドーナツとコーヒーの小売りチェーンであるクリスピー・クリーム・ドーナツは、サイバー攻撃により、米国の一部地域でオンライン注文システムなどに影響が出たことを確認した。

同社はこの件に関するメッセージを公式サイトに掲載したが、詳しい情報については明らかにしていない。しかし当該インシデントは、IT部門が機微性の高いコンピューターシステムをオフラインにすることを余儀なくされる、データ恐喝を伴うランサムウェア攻撃の特徴をすべて備えているとされる。

同社は、一流のサイバーセキュリティ専門家やその他のアドバイザーの支援を受けつつ、直ちにこの問題の調査・封じ込め・解決に向けた対策に着手した模様。

また先月29日付の臨時報告書Form 8-Kで、米証券取引委員会に対する通知も行われた。Form 8-Kには、このインシデントの調査が継続中であり、その全容、性質、影響についてはまだ明らかになっていないことが記されていたほか、復旧作業が完了するまで同インシデントが事業運営に重大な影響を及ぼす可能性が高いことが記載されていた。クリスピー・クリームはこの文書内で、この件にかかる費用の一部の相殺を期待できるサイバー保険に加入していることを主張している。

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