中国、重大サイバーインシデントの報告期限を1時間に設定
The Register – Tue 16 Sep 2025
中国政府は11月1日より、サイバーインシデントの報告期限を厳格化する新規則「国家サイバーセキュリティインシデント報告管理弁法」を施行する。
この新たな規則は、中国国内でネットワークサービスを所有・管理・提供するほぼすべての事業者に適用されるとのこと。重大なインシデントの場合は発生から60分以内に、特に重大なインシデントは30分以内に関係当局への報告が義務付けられ、インシデントを放置、あるいは隠蔽しようとした場合は、ネットワーク事業者であれ政府機関であれ、同様に罰則を科される可能性がある。
同規制ではサイバーインシデントの深刻度を4段階に分類している。最も重大なインシデントには、国家安全保障および社会の安定を脅かす基幹データや機微データの紛失・盗難、1億人分超の個人情報の漏洩、主要な政府機関・ニュースサイトが24時間以上オフラインになる障害に加え、直接的な経済損失が1億元(現在の換算レートで約20億6,000万円)以上のケースも含まれる。
インシデント発生から72時間以内の報告を義務付けるヨーロッパに比べ、中国の規則はかなり厳格なものと言っていいだろう。最初の報告書には、攻撃を受けたシステムや攻撃のタイムライン、インシデントの種類、被害内容、緩和策、暫定的な原因、悪用された脆弱性のほか、脅迫があった場合は身代金の金額まで詳細なリストを添付する必要があるという。
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