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中国国家安全部のサイバー作戦に研究開発機関が複数関与か 新たな報告書で明らかに

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2025.10.07

中国国家安全部のサイバー作戦に研究開発機関が複数関与か 新たな報告書で明らかに

The Hacker News – Oct 06, 2025

Recorded FutureがThe Hacker Newsに共有した報告書によると、中国企業Beijing Institute of Electronics Technology and Application(BIETA)とその子会社Beijing Sanxin Times Technology Co., Ltd.(CIII)は、中国国家安全部(MSS)の主導下にある可能性が高いようだ。

BIETAとCIIIが研究、開発、輸入、販売を行っている技術は「中国の国家発展と安全保障に関連する諜報活動、防諜、軍事、その他の任務」を支援するものであることはほぼ確実とされ、両組織の活動には「秘密通信(COVCOM)やマルウェアの展開を支援する可能性のあるステガノグラフィ手法の研究、フォレンジック調査および対諜報機器の開発・販売、ステガノグラフィ、ネットワーク侵入テスト、軍事通信・計画のための外国技術の取得などが含まれる」と記された。Recorded Futureはどちらも中国情報機関とその代理組織によるサイバー諜報活動の支援ツールを開発するフロント組織の一部で「ほぼ間違いない」と指摘しており、この評価は少なくとも4人のBIETA職員がMSS職員と明確あるいは疑わしい関係を持っていることや、MSSの関与が疑われる国際関係大学との関係性を示しているという証拠に基づいている。

BIETAの主要な重点分野の一つは、複数のメディアにおけるステガノグラフィの活用。Webサイトに掲載された情報によると、BIETAは通信技術、マルチメディア情報処理技術、マルチメディア情報セキュリティ技術、コンピューターおよびネットワーク技術の応用研究、特殊回路開発を専門とする「研究開発機関」で、1983年から何らかの形で存在している。一方、秘密通信戦術に関連するソフトウェアの著作権も取得しているCIIIは、百度クラウドやOneDriveへのファイルアップロード、友人とのコミュニケーションといった分野のアプリに加え、Webサイト・モバイルアプリ・企業システム・サーバー・データベース・クラウドプラットフォーム・IoTデバイスに対するネットワークシミュレーションまたはペネトレーションテストを実行するアプリなどを開発している。

【開催決定!】日本最大級サイバー(脅威)インテリジェンスイベント

サイバーインテリジェンスイベント「Cyber Intelligence Summit 2025」を11月に開催します!

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開催概要

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日 程:2025年11月5日(水)、6日(木)、7日(金)

会 場:ベルサール虎ノ門(オンライン配信無し)

主 催:株式会社マキナレコード

料 金:フルパス ¥10,000|展示パス 無料

翻 訳:英日同時通訳付き

登 録:特設サイトより事前登録

Day,01&02 一般企業中心(官公庁の方も歓迎)

民間企業においてサイバー脅威インテリジェンスに携わる部門のご担当者(情報セキュリティ部門、リスク管理、経営企画、IT・CISO室など)、またはその関連分野に関心をお持ちの方。官公庁・自治体のサイバー対策・情報分析部門にご所属の方もご参加いただけます。

Day,03 官公庁限定(主に法執行機関)

国内の官公庁、自治体、法執行機関(警察庁・都道府県警察、防衛省関連機関等)において、サイバー対策、情報保全、脅威インテリジェンス業務に携わる職員の方。

※Day3は官公庁、自治体、法執行機関所属の方に限りご参加いただけます。

※個人名義や企業所属でのご登録はできません。

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