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イタリアの富豪がParagon製スパイウェアの標的に

佐々山 Tacos

佐々山 Tacos

2025.10.10

イタリアの富豪がParagon製スパイウェアの標的に

TechCrunch – October 9, 2025

イタリアのスパイスキャンダルをめぐり、同国の富豪フランチェスコ・ガエターノ・カルタジローネ氏もスパイウェアで狙われた被害者の1人であると地元メディアが報じている。

カルタジローネ氏は著名な実業家で、持株会社カルタジローネSPAは建設、不動産、金融、出版など様々な業界にまたがる複数の企業を所有。出版部門においては、イタリアの新聞「イル・メッサジェロ」も所有している。

地元のオンライン調査サイト「IrpiMedia」と有力紙「ラ・スタンパ」が9日に報じたところによれば、2025年1月にWhatsAppはParagon社製スパイウェアの標的になったおよそ90人に通知を送付したが、その中の1人がカルタジローネ氏だったという。これまでイタリアでは、オンラインニュースサイト「Fanpage」のジャーナリストや移民支援活動家など数名がParagon製スパイウェアの被害者として知られていたが、実業家がこの被害者リストに加わるのは今回が初めて。同氏が標的となった理由は明らかになっておらず、カルタジローネSPA社の広報担当者もコメントの要請に応じていない。

Paragon社はイタリアの諜報機関である国外情報安全庁(AISE)および国内情報安全庁(AISI)と契約を結んでいたが、Fanpage記者の被害が報じられたのちにこの契約は打ち切られたと伝えられている。

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主 催:株式会社マキナレコード

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翻 訳:英日同時通訳付き

登 録:特設サイトより事前登録

Day,01&02 一般企業中心(官公庁の方も歓迎)

民間企業においてサイバー脅威インテリジェンスに携わる部門のご担当者(情報セキュリティ部門、リスク管理、経営企画、IT・CISO室など)、またはその関連分野に関心をお持ちの方。官公庁・自治体のサイバー対策・情報分析部門にご所属の方もご参加いただけます。

Day,03 官公庁限定(主に法執行機関)

国内の官公庁、自治体、法執行機関(警察庁・都道府県警察、防衛省関連機関等)において、サイバー対策、情報保全、脅威インテリジェンス業務に携わる職員の方。

※Day3は官公庁、自治体、法執行機関所属の方に限りご参加いただけます。

※個人名義や企業所属でのご登録はできません。

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