ケニア当局がセレブライトを使用 反体制派の携帯電話にアクセス
The Record – February 18th, 2026
Citizen Labの研究者は、イスラエルのデジタルフォレンジック大手Cellebrite(セレブライト)の商用監視技術の痕跡がケニアの反体制活動家が所有する携帯電話で見つかったと報告した。
ケニアの活動家Boniface Mwangi氏は政府批判を行った罪で繰り返し投獄されており、2025年7月にはケニア政府による超法規的殺害に抗議したため、当局により拘束されていた。Mwangi氏は後に釈放され、押収された携帯電話も昨年9月に返却された。しかし、パスワード保護が解除されていたため、Citizen Labに調査を依頼。分析を通じ、セレブライトのデータ抽出技術に関連するアプリ「com.client.appA」の痕跡が確認された。
セレブライトはジャーナリストや活動家の携帯電話からデータを抜き取るためにセルビア・香港・ヨルダン・ボツワナ・ミャンマーを含む各地の当局によって使用されており、スパイウェアと称されることもある。Mwangi氏は同社がケニア政府にこのような技術を販売したことを強く批判した。
セレブライトの広報担当者によると、同社には厳格なコンプライアンスと倫理の元で事業展開を行い、技術の不正使用の申し立てを審査する厳格なプロセスが存在するため、場合によってはライセンスの取り消し措置を講じることもあるとのこと。この発言を受けたCitizen Labの研究者は、人権侵害を続けるケニア当局への技術提供を行った判断基準や、実際に取り消したライセンス数を公表するよう求めた。ケニア政府は以前から反体制派の弾圧に力を入れており、反政府的な市民を殺害したとの報告も上がっている。
同様の事例は2026年1月にヨルダンでも発生しているものの、Citizen Labによるとセレブライトはその説明責任を果たしていないとのこと。また2025年2月には、市民活動を制限するセルビア当局にセレブライトが技術提供をしていたことが明らかになっている。
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