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Red Hat、GitLabインスタンスが侵害されたと認める ハッカーがデータ窃取を主張する中

佐々山 Tacos

佐々山 Tacos

2025.10.03

Red Hat、GitLabインスタンスが侵害されたと認める ハッカーがデータ窃取を主張する中

BleepingComputer – October 2, 2025

「Crimson Collective」と名乗る恐喝グループがRed Hatから約570GB分のデータを盗んだと主張する中、Red Hatは自社のGitLabインスタンスの1つが侵害されたことをBleepingComputer紙に対して認めたという。

Crimson Collectiveは、Red Hatから以下を含む570GB分近いデータを盗んだと主張。同社に連絡を取って恐喝しようとしたもののテンプレートの返信以外に反応がなかったとして、同社とのやり取りのスクリーンショットと、盗んだデータとされるものをTelegramチャンネル上で投稿している。

  • 内部の開発用リポジトリ28,000件超
  • 顧客エンゲージメントレポート(CER)およそ800件
  • 認証トークン
  • データベースURI
  • ソースコード、内部プロジェクトのファイル

上記のうち、CERとは顧客向けに用意されるコンサルティング文書で、インフラの詳細、設定データ、認証トークンに加え、顧客ネットワークの侵害に悪用され得るその他の情報が含まれていることが多いという。

Crimson Collectiveは盗んだリポジトリおよび2020年〜2025年のCERリストとされるものをTelegram上で公開しており、CERのディレクトリリスティングには多様な地域・セクターの組織の名が確認できるという。これには、バンク・オブ・アメリカやTモバイル、AT&T、Walmart、Costcoといった大手企業や日本含む各国の企業のほか、米国市民権・移民局(USCIS)、米税関・国境取締局(CBP)、米農務省(USDA)、米国土安全保障省(DHS)、米空軍、米国特許商標庁(USPTO)、米国上院など、米国の政府組織も含まれるとされる

Red HatはBleepingComputerに対し、同社の「コンサルティングビジネス」に関連するセキュリティインシデントの発生を認めている。しかし、盗まれたとされるGitLabリポジトリや顧客のCERに関する攻撃者の主張の真偽についてはコメントしないものとみられる。同社によれば、コンサルティング事業以外のサービスや製品のいずれかが影響を受けると考えるに足る理由は存在せず、自社のソフトウェアサプライチェーンの完全性については「高い確信」を持っているという。

Red Hatはこれ以上の詳細を明かしていないが、Crimson CollectiveはBleepingComputerに対し、侵入はおよそ2週間前に行われたと述べている。なお、このグループは先週、任天堂のWebサイトのトピックページが改ざんされた件についても関与を主張している。改ざんされた同ページには、Crimson Collectiveの連絡先情報とTelegramチャンネルへのリンクが短時間にわたり掲載されていた

【開催決定!】日本最大級サイバー(脅威)インテリジェンスイベント

サイバーインテリジェンスイベント「Cyber Intelligence Summit 2025」を11月に開催します!

サイバー脅威インテリジェンスとセキュリティ戦略についての国際セキュリティカンファレンス「Cyber Intelligence Summit 2025」を2025年11月5日〜7日、ベルサール虎ノ門にて開催します。

3大メガバンクスペシャル対談に加え、JC3、公安調査庁、楽天、リクルート、パナソニックなどからスペシャリストが登壇!海外からもアナリストや専門家が多数登壇予定です!

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開催概要

名 称:Cyber Intelligence Summit 2025

日 程:2025年11月5日(水)、6日(木)、7日(金)

会 場:ベルサール虎ノ門(オンライン配信無し)

主 催:株式会社マキナレコード

料 金:フルパス ¥10,000|展示パス 無料

翻 訳:英日同時通訳付き

登 録:特設サイトより事前登録

Day,01&02 一般企業中心(官公庁の方も歓迎)

民間企業においてサイバー脅威インテリジェンスに携わる部門のご担当者(情報セキュリティ部門、リスク管理、経営企画、IT・CISO室など)、またはその関連分野に関心をお持ちの方。官公庁・自治体のサイバー対策・情報分析部門にご所属の方もご参加いただけます。

Day,03 官公庁限定(主に法執行機関)

国内の官公庁、自治体、法執行機関(警察庁・都道府県警察、防衛省関連機関等)において、サイバー対策、情報保全、脅威インテリジェンス業務に携わる職員の方。

※Day3は官公庁、自治体、法執行機関所属の方に限りご参加いただけます。

※個人名義や企業所属でのご登録はできません。

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