日本も標的に:Google Meetの偽エラーメッセージがStealCやRhadamanthysなどのスティーラーマルウェアを配布
Google Meetのエラーメッセージを装ってスティーラーマルウェアを配布する「ClickFix」戦術を用いたキャンペーンで、米国や日本のWindowsおよびmacOSユーザーが主な標的になっているという。
ClickFixは今年5月に登場した巧妙なソーシャルエンジニアリング技法で、Proofpointによって最初に注意喚起がなされたもの。脅威アクターTA571、Slavic Nation Empire(SNE)、ScamquerteoがClickFixの攻撃に関与しているとされる。これらのアクターはまず、Google Meetミーティングの招待メールに見せかけたフィッシングメールをターゲットに送信。ユーザーがメール内の偽リンクをクリックすると、マイクの異常など、何らかの技術的問題について伝えるエラーメッセージのポップアップが表示される。騙されたユーザーが「問題を修正」ボタンを押すと、ClickFixによる感染プロセスが開始。PowerShellコードを実行するよう促され、これに従うとマルウェアが密かにダウンロードされるという。ダウンロードされるマルウェアは、Windowsデバイスの場合はStealCやRhadamanthys、macOSの場合はAMOS Stealer。
Sekoiaによればこのキャンペーンは現在、特に米国と日本でその勢力を増しており、Google Meetに加えてZoomやPDFリーダー、ビデオゲーム、Web3ブラウザー、メッセンジャーアプリケーションなどもルアーの一部として使われるようになっているとのこと。














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