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ポーランド公安庁元長官が逮捕、スパイウェア捜査の証人喚問で議会に連行される

nosa

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2025.10.30

12月3日:サイバーセキュリティ関連ニュース

ポーランド公安庁元長官が逮捕、スパイウェア捜査の証人喚問で議会に連行される

The Record – December 3rd, 2024

ポーランド公安庁の元長官が2日に逮捕され、同国前政権が野党議員とその支持者など約600人の監視にPegasusスパイウェアをどのようにして導入したかを証言すべく議会に連行された。このニュースを最初に報じた英フィナンシャル・タイムズ紙によると、身柄を拘束されたPiotr Pogonowski氏は証人喚問の要請を3回にわたって無視していたという。

ポーランドの前政府がPegasusを不正に使用していた問題は、デジタルフォレンジック研究者の調査によって2021年に表面化。それ以降、この件について積極的な捜査が進められ、今年2月にはドナルド・トゥスク現首相が前政権の違法なPegasus使用を「100%裏付ける」文書を発見したと述べていた。さらに今年4月には、検察当局が2017〜2022年にかけてこのスパイ行為に関与した疑いのある現職および元政府高官を立件すると発表していた。

関連記事:ポーランド検察当局がPegasusスパイウェアシステムを差し押さえ 不正使用疑惑の捜査の一環で

韓国警察、衛星受信機にDDoS機能を追加したとしてCEOを逮捕

BleepingComputer – December 2, 2024

クライアントの要請に応じてDDoS機能を備えた衛星受信機を製造したとして、韓国警察はCEO1人と従業員5人を逮捕した。

発注企業とメーカーの名前は明らかにされていないが、両社は2017年から取引を行っており、DDoS機能を組み込むよう依頼があったのは2018年11月。翌2019年1月から今年9月にかけて24万台の衛星受信機が出荷され、そのうち9万8,000台にDDoSモジュールがプリインストールされていた。残りの製品については、その後のファームウェアアップデートを通じて同機能が追加されたという。この機能がどう利用されたのかについてははっきりしていないものの、競合相手の攻撃に対抗するために必要だったとされている。

韓国警察の発表によると、今年7月にはインターポール(国際刑事警察機構)から「違法な放送会社(外資系A社)が韓国企業(B社)からDDoS攻撃機能を搭載した衛星受信機を輸入している」ことを示唆する情報が入っていたようだ。購入企業のオペレーターの追跡と逮捕について、同警察は引き続き国際協力を求めている。

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