ポーランドの原子力研究センターがサイバー攻撃の標的に
BleepingComputer – March 13, 2026
ポーランド国立原子力研究センター(NCBJ)が先週発表した声明によると、同センターのITインフラがハッカーの攻撃を受けたものの、セキュリティシステムと内部手順によって検知と阻止に成功したという。
NCBJは原子核物理学、原子炉技術、素粒子物理学、放射線応用を専門とするポーランド最大の政府系原子力研究機関であり、同国の原子力発電計画を技術的・科学的にサポートしている。また、発電ではなく科学実験や中性子研究、医療用同位体生産に使われる国内唯一の原子炉「MARIA」を運営しているが、MARIAが引き続き安全にフル稼働していることも明らかにした。
今回の攻撃は関係当局に報告されており、NCBJによる調査も始まっているとのこと。現時点では特定の脅威グループや国家の名前が挙がっていないが、ポーランド当局はイランの関与をうかがわせる兆候を発見したとロイター通信が報じている。ただし偽旗作戦の可能性も否定できないとされ、捜査当局は慎重な姿勢を崩していないようだ。
ポーランドでは昨年12月、複数の分散型エネルギー資源(DER)サイトや熱電併給(CHP)施設、風力・太陽光発電配電システムなどがロシアの脅威グループAPT44(Sandworm)に攻撃されている。2月下旬に発表された国際テロ対策センター(ICCT)の報告書にも、ポーランドがロシア系攻撃者の標的リストの上位に挙げられ、2025年半ばから2026年初頭にかけてロシア関連インシデントが31件あったと記された。
Instagram、2026年5月からチャットのエンドツーエンド暗号化を終了へ
The Hacker News – Mar 13, 2026
メタは2026年5月8日以降、Instagramにおけるチャットのエンドツーエンド暗号化(E2EE)を終了すると発表した。
Instagramでは「ソーシャルネットワーキングにおけるプライバシー重視のビジョン」の一環として、2021年にダイレクトメッセージ(DM)のE2EEを試験的に開始。この機能は2022年2月のロシア・ウクライナ戦争勃発から数週間後に両国のすべての成人ユーザー向けに提供されたものの、現在では一部地域を除いてデフォルトで有効になっていない。
The Hacker Newsの聞き取りに対し、メタは「DMでE2EEを選択するユーザーが非常に少なかったため、数か月以内にInstagramからこのオプションを削除する。E2EEによるメッセージングを継続したいユーザーは、WhatsAppで簡単に設定できる」と回答したようだ。約1週間前、TikTokがDMにE2EEを導入する予定はないと発表した際には、その理由を「ユーザーの安全を守るため、特に若年層のユーザーを危険から守りたい」と説明していた。
E2EEは通信を行うユーザーしかメッセージを復号して閲覧できないため、プライバシー保護の観点から高く評価されているが、犯罪者にとって安全な空間を作り出すことが問題視されている。メタでも2019年には暗号化に関する危険性が社内で警告されていたにもかかわらず、結局FacebookとInstagramのメッセージ保護に暗号化を導入するに至っていたことが先月末ロイター通信に報じられていた。



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