2年前に修正されたOracleの脆弱性が攻撃で悪用される 米CISAが警告(CVE-2024-21182)
BleepingComputer – June 2, 2026
2年前に修正されたOracle WebLogic Serverの深刻な脆弱性が攻撃で悪用されていることを受け、米サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)はシステムを保護するよう連邦政府各機関に指示した。
この脆弱性はCVE-2024-21182として追跡されており、2024年7月にセキュリティパッチがリリースされている。影響を受けるOracle WebLogic Serverはバージョン12.2.1.4.0および14.1.1.0.0で、複雑度の低い攻撃によって権限を持たない攻撃者にリモートから悪用される恐れがあると説明された。悪用が成功した場合、重要データ等への不正アクセスが可能になるとされる。
インターネットインテリジェンスプラットフォームShodanによると、この脆弱性を持つOracle WebLogic Serverは2日現在で1,592台(12.2.1.4.0が961台、14.1.1.0.0が631台)オンライン上に公開されている。
CISAは1日付けでCVE-2024-21182をKEV(悪用が確認された脆弱性)カタログに追加するとともに、拘束力のある運用指令(BOD)22-01に基づき4日深夜までにパッチを適用するよう各機関に命じた。なお、BOD 22-01が適用されるのは連邦政府機関のみだが、CISAは民間企業を含むすべてのネットワーク防御担当者に早急な対応を求めている。
ここ数年間、攻撃に悪用されたオラクル製品の脆弱性は43件を数え、そのうち12件がランサムウェア攻撃に使われているという。
HP製VoIP電話機に重大な脆弱性 企業ネットワークへの侵害許す恐れ(CVE-2026-0826)
HPのVoIP電話機「Poly Voice」の複数モデルに重大な脆弱性が存在し、企業ネットワークの侵害につながる恐れがあることがわかった。サイバーセキュリティ企業Rapid7が警告している。
このバグはCVE-2026-0826(CVSSスコア:9.2)として追跡され、セッション記述プロトコル(SDP)属性の解析におけるスタックベースのバッファオーバーフローの問題と記されている。インタラクティブ接続確立(ICE)機能が有効になっているデバイスに影響を与え、攻撃者にroot権限でのリモートコード実行(RCE)を許すという。
影響を受けるのはHP VVXシリーズ(VVX 150、VVX 250、VVX 350、VVX 450)およびTrio IP Conferenceシリーズ(Trio 8800、Trio 8500、Trio 8300)で、各機種すべてにパッチが提供されているとのこと。ICE接続が不要な場合は、これを無効にすることで脆弱性を軽減できるそうだ。
Rapid7の脆弱性インテリジェンスディレクターは、これらのデバイスが会議室やオフィス、ヘルプデスク、病院など、基本的に信頼されている場所に置かれていることを問題視。「機微性の高い会話の盗聴手段になるだけでなく、フィッシング詐欺、ディープフェイク、ソーシャルエンジニアリング、さらには不正な金融取引などに悪用され得る音声データの収集ポイントにもなりかねない」と指摘した。
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