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AMDがデータ侵害を調査、ハッキングフォーラムでの販売告知受け

nosa

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2024.06.19

6月19日:サイバーセキュリティ関連ニュース

AMDがデータ侵害を調査、ハッキングフォーラムでの販売告知受け

BleepingComputer – June 18, 2024

米半導体大手企業AMDから盗まれたとされるデータがハッキングフォーラムで売りに出されたことを受け、同社はサイバー攻撃に遭ったかどうかを確認する作業を進めている。

AMDはBleepingComputerの聞き取り調査に対し「盗まれたAMDのデータを所有していると主張する、サイバー犯罪組織の存在は認識している」と説明した。データを販売しているのは脅威アクター「IntelBroker」で、同アクターはAMDのものとされる認証情報を含むスクリーンショットを共有。今回の侵害が6月に発生し、盗まれたデータに従業員情報や財務文書、機密情報などが含まれる旨などを主張している。

IntelBrokerはハッキングフォーラムで販売告知を行ったが、価格や入手方法については明らかにしていない。この脅威アクターは米下院議員とスタッフの個人情報が漏洩したDC Health Linkの侵害に関与したことで知られ、国際法執行機関の間で情報を共有するWebポータルEuropol Platform for Experts(EPE)の侵害にも関与をほのめかしている。

エストニア司法当局、スパイ容疑のロシア人教授に拘禁6年の判決

The Record – June 18th, 2024

エストニア司法当局はロシア諜報機関のためにスパイ活動を行ったとして、タルトゥ大学教授のViacheslav Morozov被告に拘禁6年の判決を下した。ロシア籍の同被告は今年1月、エストニアに対する諜報活動を支援および実施した疑いで逮捕されていた。

エストニア国内保安庁は同国放送局ERRに対し、Morozov被告がエストニアの防衛・安全保障部門に関する個人やインフラ等についての情報を集め、定期的にロシアのスパイに流していたと説明している。同被告は学生時代にロシアの諜報機関に採用され、エストニア入国後に積極的な活動を開始。政治状況や選挙、同盟、社会統合に関連する情報を本国に送るなどし、ロシア軍参謀本部情報局の作戦情報部隊に長らく協力していたという。

ロシアに関する権威として、エストニアの諜報機関はNATO加盟諸国に高く評価されている。スウェーデン国防研究所の報告書によると、2011年から2021年の間にヨーロッパで下された防諜関連の有罪判決のうち、ほぼ半数がエストニアで言い渡されたとされている。

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