Chrome、4GBのローカルLLMを強制インストールさせていると指摘される
The Register – Thu 07 May 2026
「That Privacy Guy」の名でブログを発表するコンピューター科学者によると、Google Chromeがユーザーの同意なくローカルLLM(大規模言語モデル)を強制インストールしているという。ユーザーの知らぬ間にプライバシーが侵害される恐れとともに、膨大な数のChromeブラウザにAIモデルが展開されることによるCO2排出コストも懸念されている。
問題のLLMとされるファイルは「weights.bin」と名付けられたもので、フォルダ「OptGuideOnDeviceModel」に保存されている模様。その正体はPrompt APIの基盤になる「Gemini Nano」で、ユーザーがオプトアウトしなければディスク容量を4GB占有する上、ファイルを削除しても新しいコピーを自動的にダウンロードして復元されるケースがあるそうだ。
オプトアウトしていない場合、これを無効化する手順は以下のようになっている。
- ChromeのアドレスバーにURL「chrome://flags」を入力
- 表示されたページで「optimization-guide-on-device-model」を検索
- 「Disabled」に設定してChromeを再起動
また、理論的にはOSの設定でブロックできるほか、独自のポリシーを設定できる場合はエンタープライズポリシーも適用可能とのこと。Redditの投稿によると、Windowsユーザーはレジストリキーを設定(HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\ChromeでDWORDキー「GenAILocalFoundationalModelSettings」を作成し、値を1に設定してChromeを再起動)することで無効化できるようだ。
なお、ChromeにおけるAIの利用に関連する設定を見つけられる限りすべて早期に無効化しているThe Register編集部が業務用端末を確認したところ、weights.binはどのコンピューターにもインストールされていなかったそうで、昨年Windows 10 IoT LTSCを再インストールしたThinkPadのCドライブでも見つからなかったと記されている。
ドイツ当局が犯罪ネットワーク「Crimenetwork」復活版を閉鎖、管理者も逮捕
BleepingComputer – May 10, 2026
ドイツ当局は犯罪ネットワーク「Crimenetwork」の復活版を閉鎖し、管理者を逮捕したと発表した。
Crimenetworkは2012年から運営され、登録ユーザー数10万人を擁していたドイツ最大のオンラインサイバー犯罪ネットワークで、不法サービスや違法薬物、盗まれたデータの販売が行われていた。同プラットフォームは2024年12月に一度摘発され、ネットワーク自体が解体に追い込まれていたものの、わずか数日後に新しい技術インフラと管理者の下で復活。それまでと同様に不法な商品やサービスを提供し、瞬く間に2万2,000人のユーザーと100社以上のベンダーを獲得していた。
捜査で収集された証拠によると、復活版Crimenetworkは少なくとも360万ユーロ(現在の換算レートで約6億6,500万円)の収益を上げていたようだ。管理者とされる35歳のドイツ人男性は、スペイン・マヨルカ島の自宅でスペイン国家警察特別部隊によって逮捕されたという。また、当局は約19万4,000ユーロ(約3,584万円)相当の不正資産を押収し、捜査の進展に役立つ大量のユーザーデータと取引データも入手したと明かしている。
前身のCrimenetwork運営者は今年3月に拘禁7年10か月の判決を受け、1,000万ユーロを超える犯罪収益の没収を命じられている。しかし、この判決はまだ確定していない。
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