パッチ未提供のFastjsonの脆弱性、攻撃に悪用される(CVE-2026-16723)
Java用ライブラリ「Fastjson」に存在する重大なリモートコード実行の脆弱性(CVE-2026-16723)が実際の攻撃で悪用されていることが確認された。
CVE-2026-16723(CVSSスコア:9.0)は、認証なしで悪用できる脆弱性。サポートの終了したFastjsonのバージョン1.2.68から1.2.83を使用し、Spring Bootで実行可能な「fat-JAR」としてパッケージ化され、なおかつセーフモードが無効状態(デフォルト設定)である場合に影響を受けるとみられる。攻撃者は「@type」値を含む細工された有害なJSONファイルを介してライブラリを操作し、リソース検索を行うことで、保護機能を回避し、任意のコードを実行することができるそう。
サイバーセキュリティ企業のImpervaによると、米国内のビジネス、コンピューティング、金融サービス、医療、小売など、さまざまな分野の企業に対してCVE-2026-16723を悪用した攻撃が発生していており、さらにはシンガポールとカナダの組織に対する攻撃も確認されている。観測された攻撃のほとんどはブラウザになりすましたツールやサービスによるもので、RubyとGoで書かれたツールが約30%を占めているという。
CVE-2026-16723に対するパッチは提供されないため、ユーザーは速やかにFastjson 2.xにアップデートすることが推奨される。アップデートできない場合は、セーフモードを有効にすることや、特定の文字列を含むPOSTリクエストおよびJSONリクエストをブロックすること、または悪用されている「AutoType」に関連するコードを削除したFastjsonビルドを使用することで影響を軽減できるとのこと。
関連資料をダウンロード

デジタル時代における世界の紛争
地政学的紛争とサイバー作戦の境界は曖昧さを増し、国家や非国家主体によるサイバー攻撃が日常的に行われる中、戦争や外交の在り方が複雑化しています。 特にハクティビズムや偽情報キャンペーンは、ロシア・ウク...
-300x200.png)
【最新版】要件主導型インテリジェンスプログラムの構築方法|Silobreaker Report
本レポートは、サイバー脅威や地政学的リスクが高度化・複雑化する現代において、組織が適切な意思決定を行うために不可欠な「脅威インテリジェンス」の実践方法を解説するハンドブックです。特に、インテリジェンス...

OSINTから読み解く国家支援サイバー脅威の攻撃トレンド
国家の支援を受けたサイバー脅威が進化を続けています。昨年の国内暗号資産取引所からのビットコイン流出に、北朝鮮アクターの巧妙なソーシャルエンジニアリングが利用されていたことは、記憶に新しいかと思います。...












