シスコ、FMCの静的認証情報に関する脆弱性について警告 ゼロデイ攻撃で悪用を確認(CVE-2026-20316)
BleepingComputer – July 29, 2026
Cisco Secure Firewall Management Center(FMC)における静的認証情報の脆弱性について、シスコが警告を発した。CVE-2026-20316として追跡されているこの脆弱性は、影響を受けるデバイスへの不正アクセスを目的としたゼロデイ攻撃で悪用が確認されたという。
この脆弱性はCisco Secure FMCソフトウェアに組み込まれた、権限の低いアカウント用の静的認証情報に起因するもの。シスコによると、認証を受けていないリモートの攻撃者がこれらの認証情報を使って脆弱なシステムにログインすると、そのアカウントで利用可能な機微データにアクセスできる可能性があるそうだ。
CVE-2026-20316のCVSSスコアは5.3となっているが、シスコはこの脆弱性の深刻度を「High」と評価した。これはFMCに存在するほかの脆弱性と当該アクセスを組み合わせることで、権限昇格が可能になるためと説明されている。ただし同社は、こうした追加の脆弱性や悪用方法について詳細を明らかにしていない。
この欠陥はデバイスの構成に関係なくCisco Secure FMCソフトウェアに影響を及ぼすものの、Cloud-Delivered FMC、Firewall Device Manager、Secure Firewall ASAソフトウェア、Secure Firewall Threat Defenseソフトウェア、またはSecurity Cloud Controlには影響しないとのこと。Secure FMCのバージョン7.0、7.2、7.4、7.6、7.7、および10.0向けにホットフィックスがリリースされている。
米ミネソタ州の複数水道事業者、OTシステム狙った組織的攻撃の標的に
米ミネソタ州の水道事業者数十社のOT(運用技術)システムが組織的なサイバー攻撃を受け、同州と連邦機関による捜査が進められているという。
ミネソタ州ITサービス局(MNIT)によると、7月26、27日に30件超の地域水道システムが攻撃を受けた模様。メープル・プレイン、ブラハム、サウス・セントポール、プリマスなど被害を受けた各市は、一部の「自動制御機能」に影響が及んだことを明らかにした。それでも緊急時対応手順が発動された結果、大半のケースで上下水道は維持されたと伝えられている。例外となったのはブラハム市で、同市ではサイバー攻撃を受けて一時的に浄水場の稼働が停止され、市民には水の使用を控えるよう要請が出ていた。しかし、今回影響を受けたいずれの市においても給排水サービスや飲料水の安全性などに大きな問題は生じていないとされている。
実行犯については不明だが、攻撃が発生する直前には米政府が重要インフラ組織に対し、シーメンス、Rockwell Automation、シュナイダーエレクトリックの産業用制御システム(ICS)を標的としたイラン関連の攻撃について警告を発していた。実際に今回の攻撃の特徴から、CyberAv3ngersやHandalaといったイラン系アクターの関与が疑われているものの、捜査当局は特定の名前を挙げておらず、公式な犯人特定には至っていないことを強調している。
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