Fortinet製品におけるコード実行の脆弱性を悪用し、RAT「PivotC2」が展開される(CVE-2025-25249)
SecurityWeek – September 10, 2026
サイバーセキュリティ企業SOCRadarの報告により、攻撃者がFortinet製品における深刻度の高い脆弱性を悪用し、node.jsベースのリモートアクセス型トロイの木馬(RAT)「PivotC2」を展開していることが判明した。
このバグはCVE-2025-25249(CVSSスコア:7.4)として追跡されており、認証されていないリモートの攻撃者が特別に細工されたリクエストを介し、任意のコードやコマンドを実行できるようになるという。FortiOSおよびFortiSwitchManager向けのパッチは今年1月にリリースされていた。
PivotC2はFortiGateへの侵入後に使用されるバックドアとされ、インタラクティブなシェルアクセス、トラフィックのトンネリング、ネットワークスキャン、設定情報の収集といった機能を攻撃者に提供する。このRATはAIを活用して開発された可能性が高く、遅くとも2026年7月から攻撃に使われているとSOCRadarは指摘した。
また、攻撃者は「3万以上のIPアドレスを標的とし、結果として178台のデバイスにPivotC2を感染させた」とのこと。主な標的は米国の組織で、少なくとも2件の侵入事例においてデータ流出が発生しているようだ。実行犯はロシア語を話すサイバー犯罪グループとみられている。
米サイバーセキュリティ・インフラストラクチャ・セキュリティ庁(CISA)は9日、CVE-2025-25249をKEV(悪用が確認済みの脆弱性)カタログに追加し、連邦政府各機関に3日以内のパッチ適用を指示している。
本人確認サービス大手IDScan、1億5,000万超の運転免許証情報が流出するデータ侵害を認める
TechCrunch – September 10, 2026
本人確認サービスを提供する米企業IDScanは、自社システムから運転免許証情報を盗み出されるデータ侵害が発生したことを認めた。盗まれた情報には氏名や運転免許証番号のほか、パスポートなど政府発行書類の識別番号も含まれるという。
ルイジアナ州に拠点を置くIDScanは、エンターテインメント施設から大麻販売店に至るまで幅広い法人顧客に利用されており、顧客の本人確認書類の確認・検証を行っている。同社は先週、長期にわたるハッキング攻撃で本人確認書類のデータが流出したと報じられていたが、その時点ではインシデントを調査している段階であり、不正侵入の事実までは認めていなかった。
IDScanの告知によると、同社がハッキングに関する主張について「情報を受け取った」のは9月1日頃。これは独立系サイバーセキュリティジャーナリストのBrian Krebs氏が、IDScanでのデータ侵害を最初に報じた日と同じだった。
Krebs氏がダークウェブ上で発見したWebサイトでは、米国およびカナダに居住する1億5,000万人以上の運転免許証情報の検索・閲覧(写真へのアクセスを含む)が可能だった模様。同氏は自身の記録を照合し、データの信憑性を確認したそうだ。そのデータベースにはピート・ヘグセス米国防長官などの著名人をはじめ、Krebs氏の記事のために自身のデータを確認したセキュリティ研究者の情報も含まれていたとされる。
IDScanは現在も調査を続けており、影響を受けた個人の数を具体的には公表していないものの、自社サイトには1億5,000万件以上の運転免許証記録を保有していると記している。また、ハッカーから身代金を要求する連絡があったかどうかなど、この件に関するTechCrunchの聞き取りには応じていないようだ。














