マイクロソフト、初のサイバーセキュリティAIモデル「MAI-Cyber-1-Flash」を発表
マイクロソフトが同社初のサイバーセキュリティAIモデル「MAI-Cyber-1-Flash」を発表した。
難易度の高い脆弱性を特定するために設計されたMAI-Cyber-1-Flashは、マイクロソフトのマルチエージェント型脆弱性特定・修復システム「MDASH」に統合されている。このMDASHは最先端AIモデルや蒸留AIモデルなど100以上の専門特化型AIエージェントを統合・制御するもので、同社のコードベースにおける数多くの脆弱性発見に活用されてきた。
同社によると、新たに開発されたMAI-Cyber-1-Flashは脆弱性を発見する能力が極めて高く、主な競合製品と比べて非常に優れた結果を残したという。サイバーセキュリティ評価フレームワーク「CyberGym」でのテストにおいて、MAI-Cyber-1-Flash(MDASHとGPT-5.4の組み合わせ)はGoogleが最近リリースした「3.5 Flash Cyber」やOpenAIの「GPT-5.6 Sol」だけでなく、アンソロピックの「Mythos 5」をも上回ったとされている。
MAI-Cyber-1-Flashは、攻撃のシミュレーションや脅威の検知・調査、脆弱性の修正を行えるエージェント型セキュリティソリューション「Project Perception」を通じて提供される予定。Project Perceptionのパブリックプレビューは、8月3日に始まる見通しとなっている。
イタリア、GDPR違反の米データブローカーに200万ユーロの制裁金
イタリアのデータ保護当局は、国内所在の個人が所有するデータを違法に収集・エンリッチ・販売したとして、米データブローカーのLusha Systems Inc.に200万ユーロ(約3億7,300万円)の制裁金を科した。
Lushaは商業目的や不正防止目的において、個人の役職、メールアドレス、電話番号などを含む「エンリッチされた(価値を高めた)」個人情報を顧客に提供するサブスクリプション型のプラットフォームを運営している。規制当局によると、同社はソーシャルメディアプラットフォームからのWebスクレイピングや他データブローカーから購入したデータなど、複数のソースからこの情報を入手していたようだ。また、同プラットフォームには政府高官や行政機関の代表者、法執行機関の職員、司法関係者に関する情報も含まれていたとされる。
調査の結果、Lushaはイタリア国内の大量の個人データを処理する際、EU一般データ保護規則(GDPR)の原則である「適法性」「公正性」「透明性」「データ最小化」に違反していたことが判明。さらに同社は、影響を受ける個人に対して十分に明確かつ容易にアクセス可能なプライバシー通知を提供していなかったという。
規制当局は、Lushaがその処理活動の法的根拠として「正当な利益」を主張することはできないと判断し、同社にはGDPRに基づく有効な法的正当性がないと指摘。さらに拠点がEU内に置かれていないにもかかわらず、同社にはGDPRが適用されるとの見解を明確に示した。Lushaはイタリア国内に所在する個人の所有データの処理を停止し、該当するデータを削除するよう命じられたようだ。
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