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放棄された「Popcorn Time」アプリ、数百万台のデバイスをRCE攻撃の危険にさらす(CVE-2026-30612)

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2026.10.26

放棄された「Popcorn Time」アプリ、数百万台のデバイスをRCE攻撃の危険にさらす(CVE-2026-30612)

BleepingComputer – October 23, 2026

セキュリティ企業Eye Securityの研究者チームが、BitTorrentクライアント「Popcorn Time」から派生した「Time4Popcorn」アプリのアップデート機構をリモートで無効化することに成功したと報じられている。このアップデーターには重大な脆弱性があり、数百万台のコンピューター上で攻撃者に不正なコードを実行される恐れがあるという。

 

Popcorn TimeはNetflix風のインターフェースにBitTorrentダウンロード機能を統合しており、アプリ内で違法コンテンツを直接視聴できるクライアントソフトウェアだった。同プロジェクトは法的な理由から2022年にサービスを終了したものの、のちに正規のコンテンツストリーミングアプリとして再始動。しかし、その後もPopcorn Timeの名を冠したTime4Popcornのような派生版が登場し、瞬く間に数百万人のユーザーを獲得していた。

 

前述の脆弱性はCVE-2026-30612として追跡されており、WindowsおよびmacOS向けのアップデーターに影響を及ぼすとのこと。これらのアップデーターは放棄されたドメイン「popcorntimeupd.xyz」に対して暗号化されていないHTTP通信を行い、デジタル署名の検証なしに実行ファイルを受け入れていたと説明されている。

 

このアップデート用ドメインを制御下に置く者はHTTPトラフィックを操作し、Windows環境ではSYSTEM権限、macOS環境ではroot権限で任意のコードを実行可能な状態にあったようだ。研究者チームは問題のドメインを登録した際にこのセキュリティリスクを発見し、最大でWindowsクライアント300万台、macOSクライアント35万台がTime4Popcornを通じて「popcorntimeupd.xyz」に接続していることを確認した。

 

接続元は家庭用インターネットサービスプロバイダーのほか、企業、政府機関、軍のネットワークにまで及んでいた模様。ただし、いずれのユーザーもアプリを積極的に利用している様子はなく、インストールされたまま忘れ去られていた可能性が高いと考えられている。

 

この発見を受け、研究者らは同サービスに関連するその他のドメイン14件も登録し、脆弱なアップデート機構を使用してアップデーターを阻止・無効化するためのコードを配布したが、ユーザーに対するリスクが完全には排除されていないと警告。BleepingComputerもまた、このソフトウェアをシステムから完全に削除することが最善の対策だと記している。

ハッカーが企業のファイアウォールやVPNを侵害、7万超の認証情報が流出

The Hacker News – Oct 23, 2026

Group-IBとNyxLabが共同で調査報告書を発表し、FortinetのFortiGateやパロアルトネットワークスのGlobalProtectなど、インターネットに露出したネットワーク境界機器を標的とした大規模な攻撃キャンペーンの詳細を明らかにした。

 

同キャンペーンでは、ネットワーク機器の認証情報やLDAPダンプなどが7万件以上流出したことが確認されている。この広範な攻撃活動の実行者は、ランサムウェアグループのQilinやThe Gentlemenとの関連が疑われ、初期アクセスブローカーまたはアフィリエイトとして活動している可能性が高い脅威アクター「k0t」とみられる。

 

k0tは2025年10月22日に初めてその存在が確認され、「CryptoFeel」「Member19」「QazWsxShop」といった別名でも活動していることが知られている。ダークウェブ上での活動を分析したところ、k0tは脆弱性を突くエクスプロイトコードやツール、あるいはFOFAやZoomEyeといったメタデータ検索エンジンのプレミアムアカウントの購入に強い関心を持っているようだ。

 

レポートによると、インターネットに露出したネットワーク機器を無差別に標的としているため、被害は世界中の幅広い業種に及んでいる模様。侵害の多くは2026年2月から6月にかけて発生しており、FortiBleedと名付けられた別の認証情報窃取キャンペーンの時期とも重なっているという。

 

また、被害者の約38%がアジア太平洋地域に集中しており、次いでラテンアメリカが31.9%、ヨーロッパが15.8%、中東・北アフリカが12.7%となっている。この攻撃の特徴としては、NetExec、SoftPerfect、Impacket、noPac、Kerbrute、PetitPotam、Mimikatzなどの管理者向けツールやペンテスト用ツールを悪用し、被害企業の環境のより深部へ侵入していく点が挙げられている。

 

研究者チームは「k0tは個別の組織を調査するのではなく、インターネット上に露出しているネットワーク機器を大規模に列挙して標的を選定しているようだ」と指摘。「優先的に狙っている標的として、米国、カナダに続いてヨーロッパ諸国、アジア太平洋地域(APAC)の特定の市場を挙げている」と続けた。

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