フランスで新たなサイバー攻撃、今回は血液保管用冷蔵システムに障害が発生 | Codebook|Security News
Codebook|Security News > Articles > Threat Report > デイリーサイバーアラート > フランスで新たなサイバー攻撃、今回は血液保管用冷蔵システムに障害が発生

デイリーサイバーアラート

Silobreaker-CyberAlert

脆弱性

フランスで新たなサイバー攻撃、今回は血液保管用冷蔵システムに障害が発生

nosa

nosa

2026.11.05

フランスで新たなサイバー攻撃、今回は血液保管用冷蔵システムに障害が発生

BleepingComputer – November 4, 2026

フランスの血液事業機関Établissement français du sang(EFS)は3日、同機関に冷蔵設備を提供している事業者が2日にサイバー攻撃を受け、計3施設で冷蔵保管庫の監視・制御システムに影響が及んだことを明らかにした。

標的となった事業者の名称は公表されていないものの、ヨーロッパ各地で産業用冷蔵設備を提供しているCoolworld Rentalsが4日に声明を発表。遠隔監視ソフトウェアに関連するサイバーセキュリティ上のインシデントにより、同社が提供する一部の冷蔵ユニットに影響が出たことを認めている。

Coolworldの声明によると、攻撃者は同社が直接管理していない、サードパーティ製コンポーネントの脆弱性を悪用した模様。ただし影響を受けたユニットは限定的とされ、同社は「迅速に対応し、適切な措置を講じた」と述べている。

今回のインシデントにより、EFSでは冷蔵保管庫の温度設定や霜取り機能が変更され、保管中の血液製剤や生体サンプルが危機的な状況に陥ったとのこと。それでも監視・警報システムが温度変化を即座に検知したため、スタッフの手で冷蔵設備を修復、あるいは血液製剤などを別の冷蔵施設へ移動する対応が可能だったそうだ。

採血および血液供給の業務も中断することなく継続されており、EFSは「健康への影響は確認されておらず、血液製剤の損失も報告されていない」とコメント。輸血用の血漿バッグや医薬品製造に使用される血漿についても、別の場所へ移動させるか安全な状態を確保したため、製品への被害を防げたことが確認されている。

ヨーロッパでは冷却システムを遠隔操作するサイバー攻撃が相次いでおり、10月中旬にはフランス国内の大手スーパー各店舗で被害が発生。11月頭にもベルギーやルクセンブルク、スウェーデン、フィンランド、アイルランド、エストニア、オランダで計115店舗以上が影響を受けていた。

米CISA、WordPressのRCE脆弱性が攻撃に悪用されていると警告(CVE-2026-119977)

BleepingComputer – November 4, 2026

米サイバーセキュリティ・インフラストラクチャ・セキュリティ庁(CISA)は3日、WordPressコアに存在する深刻な脆弱性CVE-2026-119977が攻撃に悪用されていると警告した。

この脆弱性はTOCTOU(Time-of-check Time-of-use、チェック時と使用時のタイミングのずれ)に起因する競合状態によるもので、WordPressコアのフルパッケージをアップグレードする際に使用する、予測可能かつWebからアクセス可能なステージングパスがその要因になっているようだ。攻撃の難易度自体は高いものの、権限を持たないリモートの攻撃者にサーバー上でコードを実行される恐れがあるという。

CISAは攻撃者の詳細を明らかにしていないが、CVE-2026-119977の悪用事例を確認するとともに、この脆弱性をKEV(悪用が確認済みの脆弱性)カタログに追加した。さらに拘束力のある運用指令(BOD)26-04に基づき、連邦民間行政各機関に対して6日までにシステムを保護するよう指示している。

なお、WordPress向けセキュリティ企業Wordfenceが先月末に更新した勧告によると、CVE-2026-119977を標的とした攻撃は過去24時間で1万7,547件ブロックされているとのこと。このバグの修正パッチを含むWordPress 7.1.4は、10月28日にリリースされたばかりだった。

Special Feature特集記事

Cyber Intelligenceサイバーインテリジェンス

Security情報セキュリティ